タデ原湿原トレッキング

ささ

2016年08月15日 09:10


長者原のタデ原湿原を歩いてきました。ガイド付きの丁寧な散策です。
トレッキングの始まり・・ なのでしょうか。


場所は、大分県の九重町です。大分から阿蘇へ向かうやまなみハイウエイの途中にタデ原湿原はあります。
ここに「長者原ビジターセンター」があって、受付をすれば案内人付きの散策ができるという仕組みになっています。




じつはこの散策を行うにあたってきっかけがありました。
以前、ここへドライブに来たんです。でも、レストランで高い食事をする気になれず、そのまま引き返してしまいました。このとき「もったいない」と思ったんです。ドライブの途中に何かひとつ楽しみを込められるんじゃないか?と。




調べると湿原を散歩できるコースがあるといいます。案内人が説明してくれる準備まであるといいます。これはいい。



そんな経緯で、案内人のつく「自然観察会」を申し込みました。
ビジターセンターで挨拶をすると、その案内人は80過ぎのおじいちゃんでした。
つるっ禿げでニコニコと可愛い印象ですが、若い頃は県外に住み、年に20回はここ長者原に来ていたと言います。どんだけ筋金入りなん??




ところで 「タデ原湿原」の「タデ」とは何でしょう?それは「青蓼」のことです。
そう説明されたはずの私でしたが、未だどのような草なのかわかっていません(苦笑)。



そのタデ原の上を木道が通り、ここを歩きます。見上げる先には三俣山の頂が見えます。新しいことを始めそうな、そんな浮き足だった私を誘っているようにも見えます。
夏の高気圧に照らされ、頂きはすぐ目の前に見えてしまいます。でも私に登山は無理です。今の体型ではね。それでも山が誘っているように見えるんです。いかんいかん、自制せねば。
そんな迷いを抱え、私は歩きました。




風が湿原の草を揺らしていきます。いい感じ。




案内人は、空気や匂いなど五感を使って楽しんで欲しいと言います。
途中、ある花の前で立ち止まりました。ヒコダイです。ここでは代表的な夏の野草なのだそうです。




次に印象に残ったのが、この擬似花です。本当の花は上にある小さなもので、ぶら下がるのは白い花色をした実は葉っぱなんだそうです。




そうやって説明を受ける草花でしたが、私はこれらに興味がなく、ただ山々を眺めるだけです。それでも十分でした。
そびえ立つ頂を雲が通り過ぎていきます。山は生きてるんだ。そう感じられたからです。




その後、コースは森林地帯に入ります。ここにも木道が通り、迷わないよう案内してくれています。
ここには、キツネ、タヌキ、シカなどが生息しているそうです。




途中、小川に手を入れます。冷たくて心地いい。



ということで、説明の一周に要した時間は2時間半でした。予測よりはるかに長かったです。
コースはタデ原湿原のみを歩く1.5kmではなく、山側をも含めた2.5kmフルコースでした。
十分な説明を受けたのだから、次からは自由気ままに、そして湿原のみを歩く1.5kmでいいかな?
また歩きに来たいです。












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