ROC401(早朝ツーリングおはくま)

ささ

2023年08月28日 09:15


あさぼらけの時間を走る。うだるような夏の暑さにあって、唯一心地よい時間である。
少し冷んやりとした優しい風が肌に触れ、ふと、「いつもとは違う一日が訪れるのでは・・」 と思わせるのだ。頭では「日頃と変るはずない」と否定しながらも、心ではつい期待してしまう。そんな不思議な時間である。


よかったら写真の展開も  
    ↓

おはようございます。時刻は午前4時です。今回は「早朝ツーリング」。メンバーの待っている七瀬川公園に向かいます。



次第に夜が明けていきます。心地よい早朝の風を浴びます。日中の暑くじめっとした風ではなく、少し冷んやりして優しい空気。その中を走ります。うだるような一日にあって、唯一すがすがしい時間帯です。



この時間を走ると、その体感から特別な日が訪れるんじゃないかと思わせるんです。おかしいですよね。いつもと変わらないと否定するものの、特別な一日が始まるのではとつい期待してしまう、そんなひと時を過ごしたのでした。



ということで集合場所です。5時半にはすでに多くのメンバーがいました。



そして6時スタート。熊本方面へ向かいます。



途中、雲海を望みます。やまなみハイウエイの名物なんだとか。ほんの短い時間の貴重なショットでした。



7時を過ぎると陽が差してきました。暑い一日の始まりです。



途中の休憩では、愛車の汚れをふき取ります。
暗い中を走りましたから、へばりついた虫の汚れを取り除くわけです。



そんな姿を盗撮されていました。
同じ色。
同じ服。
向ける尻。
笑えることこの上なしです(涙)。
誰だよ撮ったのはよぉ・・。



自暴自棄の中でふと見れば、懐かしいバイクに気づきます。高校生のとき憧れたFX。哀しみも忘れて駆け寄ります。40年経っても魅力的。私の心をときめかせてくれました。



絶望から復活したところでまた走り出します。



向かうのは「おはくま」です。阿蘇の大観峰。草原の向こうに見えてきました。早朝ツーリングの目指す場所はここだったんです。



その第三駐車場には、すでに多くの自動車が集まっています。我々はこの中に割り込んでいったのでした。



ということで。
今回は早朝ツーリングでした。通常より早い時間を走るツーリングでしたが、特別なことは何も起こりませんでした。それでも私にとってあさぼらけの時間を走るのは心のときめくことでした。
この話をあるメンバーにしたところ、「それを望むのなら「夜明けツーリング」だよ」との知恵を授かります。
特別な一日を期待させるあさぼらけの時間。そのツーリングを実現するのなら、日の出が遅れる秋以降なのかな。








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