(過去ログ) レース観戦

ささ

2009年09月03日 08:00


大分県の南に位置するオートポリスへ行って来ました。
このサーキットは、バブル期に不動産屋の鶴巻という人が作り上げた物で、そりゃぁもう豪華な施設でした。当時は“サーキットバカンス”などと謳われ、宿泊施設やミュージアムがあったほどです。
私は開設当初から通っており、のぼせて自家用車でサーキットを走ったりしていました。
現在では年に一度、レース観戦をしています。


交通はもっぱら自家用車で、やまなみハイウエイやミルクロードを走ります。
夏場の景色は特にいいですよ。


到着直前に、丘の上からサーキットを一望できます。
毎回チラ見するんですが、「着いたな~」って安堵感が湧きます。


入場しました。
オートポリスでいいのは、コースの内側で観戦できることです。
クルマで乗り込み、テントを張って場所取りします。
マナー的にはどうなんでしょう・・ でもここでは一般的です。


息子がグランドスタンドへ行って写真を撮ってきました。
ここからはピットロードが望めません。
レーシングカーやドライバー達が集うピットロードの正面には、クーラーがガンガンに効いたガラス張りの建物(写真正面)があり、高額な会員権を購入した会員のみが入れるルールになっています。今でもそうなのかな?
正に浮かれ経済の、物の作り方、計り方ですね。


場所を変えればこんな所でも観戦ができます。
当日は土曜日、予選でしたので、客足は比較的少ないようでした。
とにかくマイカーを持ち込めるのが最大の利点です。
多くの荷物を持ち込めるし、持ち運びも楽。


さて、当日行われたのはフォーミュラーニッポンといって、F1の形をしたフォーミュラーカーのレースです。
カテゴリー的には、F3→フォーミュラーニッポン→F1となりますから、世界で2番目の位置づけとなるものです。国内では最高峰。
急遽借りた一眼レフで写真を撮るものの、知識もなくよい写真が撮れません。
以前ネットを介した友人で、レースカー撮影が得意な上級者がいました。
どんなふうにしてたんだろう・・・ 聞いておけばよかったなぁ。


ところで、走るレーシングカーに何を感じるか。
そこはコーナーリングでしょう。
コーナーへのアプローチに運転の差を見いだします。
シフトダウンするタイミングや、どのあたりからアクセルを抜くか。抜くといっても回転を残しながら抜くのか全く抜いてしまうのか、などです。
一生懸命、マニアックな観察に努めます。

だけど、思い入れも薄くなった今では、イマイチ満足しません。
シリーズを追っかけていない私には、差を見い出したからといって次に繋げようがないんです。
国内でバランススロットルを試しているヤツがいるのかな~とか想像しても、そこまでです。


そんな中、気持ちに直接訴えるシーンがありました。
それは“直線”です。
250km以上の尋常じゃないスピードで走り抜けます。
部品がひとつ外れれば大変なことになる世界。
命を落とすことも充分にあるでしょう。
それでもコンマ何秒の時間短縮を求めて、ドライバーとレーシングカーは限界を求めます。
そんな危険を冒して何を求めるの?そこにはどんな価値が残るの?
なんともいえない悲しい気持ちになりました。
「あぁ、俺はもうレースファンじゃないんだな」って感じたんです。





そしてレースは終わりました。
え~ これはオマケです。
ここに来れば、誰もが目にするだろうシュワちゃんです。
息子達はこれを見ないと来た気にならないらしい。
そういうのって、なんかありますよね。



あなたにおススメの記事
関連記事