釣っちまった コシナガマグロ

ささ

2015年10月22日 09:10








          うぉ~ ここにきて沸きだしたぜぇ~!!
       
ということで、今回のお話は汐巻でのマグロ釣りです。






いつも前泊して望む響灘ですが、前回に続き、当日の未明から出発します。
(以前、宿で寝ているときに、頭をカサカサ・・って動くものがあって、払いのけたらでっかいムカデだったのが理由なんです。)



それはともかく、海の上です。
今日は波高が終日1m。風も無風に近い。奇跡のような日に当たりました。
いま、響灘はベイトでいっぱい。水面にポツポツと波紋を浮かべています。1年のなかでも絶好の時期ですね。



さぁ、目的地に到着。
でも、あれれ? いつもごった返す漁船群がいません。
ガラ~ンとして拍子抜けだなぁ。



その予感は的中。ベイトの影から青物の反応までま~ったくありません(涙)。
そこでスピニングのワンピッチを止め、スローピッチに切り替えます。が、このありさまです。気がつかないうちにラインが下糸をくぐっており、ラインを海に浮かべて引き出しているうちにグチャグチャになりました。
スプールを取り出せば対応できたでしょうが、ネジ回しなんて持っていません。 次第にあきらめムードが漂いはじめます。どうすっかなぁ。

そうこうしていると・・



あらっ、なんか沸いた?
えっ、マグロ!?



あれは4年前。同じ汐巻でマグロのナブラに出会いました。でも、単発で飛ばれて翻弄されたのでした。
しかし今回は違います。ナブラは継続しています。これは絶好のチャンス。足の軽いハンマーなら数百メートル先のナブラに追いつきます。そしてキャスト!!



ググッ・・!!
「よし! Hit!!」

ギュ~~~~ッ!!! 
「おぉ~ 結構いくなぁ・・」

バタバタバタッ。
「タモに入れ、タモに入れ・・」

バシャシャッ!!
「おりゃぁっ」





てことで、やりました。人生初マグロです。
(5年前のイソマグロはマグロではないらしい)
全長は70cmくらい。
こんな日に限ってメジャーがありません(涙)。



魚種はコシナガマグロ。 ヨコワサイズですね。
ラインはデカマサ用の4号でしたから安心してやりとりできました。ドラグ調整は必要なかったでしょう。でも最初の奴ですからね。確実に捕りたかったんです。
一方で、ヒットに至るまでは簡単じゃありませんでした。沸いている最中にはバイトしないんです。ナブラが鎮まった後の水面直下を名残り惜しそうに引いているときに来ました。驚きました。

そんな胸躍るTOPですが、じつは持ち込むタックルの選定を迷っていたんです。1本多かったから。キャスティングロッドを外さなくてよかったぁ・・。




海面を見ると、いつの間にか凄い数のイワシです。



剥がれたウロコがキラキラと舞って、テレビで見た光景と同じです。
飛び込んで海中で見たかったなぁ。どんだけためになったことか。ダイバー特有の発想ですね。





そして2本目。サイズが落ちて60cm台です。
直前にもヒットしましたが、身切れしてしまいます。そこでフックのサイズを上げたのでした。
すでに1本捕って自撮りも終えたから、もう、やりとりは余裕です。緩めたドラグで遊ぶ遊ぶ。ネットインも上手くいったし。



とはいえ、初めてのことです。興奮は収まりません。
頭は冷静なんですが、心が高揚していて、「はぁはぁ、ふぅふぅ」と口で呼吸しています。
こういう、自分にとって貴重な魚が一尾で終わらないなんて、ちょっと信じがたいです。





そのうち3本目が釣れてしまいました。私にとっては出来過ぎ。
しかし、そこには理由がありました。ハンマーのような小型ボートなら小回りと迅速な移動が可能です。つまり、ナブラへの到達率が圧倒的に高かったんです。自分でも驚くほどでした。



こいつもガッチリ食いついていますね。
キャストしたのは全てメタルジグです。ロッドがMCの7ftでラインが太糸でしたから、とにかく飛距離を稼ぎたかったのが一番の理由です。




一方、魚の反応はセレクティブでした。当初ゴールドに反応がなく、シルバー系に変えてアタリが出るようになりました。また、表層を引いてみたりカウントダウンしてみたり。ナブラの端を引いてみたり真ん中を引いてみたり。
10個以上のナブラを攻めて、キャッチは3本です。バルサ系のルアーだとどうなんだろう。




さて、時刻は正午を回りました。利用する港の漁師によれば、13時頃から吹き始めるとのこと。「長居せず帰ってこい」との助言を思い出し、いまでもベタ凪ぎの瀬を離れます。
すると、途中に見慣れた漁船群を発見。ここにいたのか。
確かにいつもの場所じゃ漁にならなかったでしょうね。



ということで、昔ここで見たマグロが4年越しの末釣れました。
飛んでいることは知っていましたが、夕方のことだろうと思っていたんです。
ですから “不意に釣れてしまった” というのが本当のところです。
これで、釣りたい魚を一通り釣ったことになります。つまり、不意に目標が達成されてしまいました。なんだか気が抜けたような感じ。

これからどうすっかなぁ。























・・と、その日にUさんからメールが届きました。
アラの80up。7kgです。
げげ~っ、
同じ響灘で捕ったの??
抜けたような気持ちは一度に吹き飛びました。
次はこれかぁ???



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