汐巻瀬、やってくれました!
これで年末からの空回りも払拭です。
今回も前回と同様、港の民宿に前泊です。
そして日が昇るころにはバッチリ海の上。
ところがポイントは赤潮だらけでした。
ここ数日すっかり春めいてきましたから、急激な水温の上昇に伴う酸欠で多くのプランクトンが死んでしまったようです。
しかし、この赤潮が海の底までを覆っているわけではありません。
ダイビングの経験から、水深3m以深は影響がないことを知っています。
かまわずジギングを開始しました。
しかし、私の知る実績ポイントはどこも沈黙です。
それでも構わずしゃくり続けていると、どこかで見たような遊漁船が横を通り過ぎていきます。
「あ、海峡だ」
おそらく汐巻瀬に行くんでしょう。
もしや、久保所長を乗せているのかもしれませんね。
「ん?汐巻??」
今日は波高が1.5m。おまけに明日まで変わりません。
「これはいけるかも」
そう考えると、妙に心が高揚しはじめます。
しかし私の思う汐巻は、荒れ始めたら帰るのが命がけの場所。
太い体から小さな勇気を絞り出します。
「よし、行こう!」
迷う気持ちを払いのけ、未知の汐巻に向かって走り始めました。
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そして到着。
30分は走ったでしょうか。
港からは優に一時間以上かかっています。
ところが着いて拍子抜けです。
勇猛な連中しか来ない場所と思いきや、多くの漁船とプレジャーでごった返していました。
まぁ、この波高なら当然でしょうね(苦笑)。
場所はここ。↑
北風をもろに受ける位置にあり、いかにも時化そう。
この海底に、水深80mから20mまで盛り上がる山が存在します。
その山の、潮の当たる側にベイトが集まる。
この上を流しながら、斜面を駆け上るように探るわけですね。
たぶんそんなところでしょう。
そしてHIT!
やはりスライドジャークでした。
着底したらジャカジャカっと糸ふけを取って、すかさずロッドを大きく振ります。
巻き取るリールの回転数を変えて変化をつけ、適度にショートジャークを混ぜます。
でもバイトは必ずスライド後の浮遊間。
そして次のしゃくりで乗ってくる。
コンビネーションの有効性については、未だ半信半疑です。
まぁ、ヘタの見解はともかく、今回はMCの軟竿が役に立ちました。
これ、なかなか良くできていて、弾くことなくフックアップするし、バットを使えば難なくヒラマサをリフトしてくれます。おまけにジグウエイトの幅も広いようです。
(でも掛けるとつまらないんですよね。ローレスポンスだから)
ふぅ。
でも今日はいい釣りができました。
ヒラマサは一本だけでしたが、ヤズがワンフォールワンヒットで何本捕ったかわからない。
そのうちロッドを振り上げるのに疲れちゃって、バテちまいました。
5月の連休までヒラマサは釣れるらしいので、海況を見てまた出ます。
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