春到来に浮き足立つ

ささ

2014年03月27日 09:10





心地よい茜どきでした。釣りに出るのは2箇月ぶりです。
港に吹く風は穏やかで、聞こえてくるウグイスの声に胸が高鳴ります。
日の出は早まりましたが上着は薄手でよくなりました。




さぁ、手慣れた手順でスロープからボートを降ろします。あらかじめ決めておいた順路でポイントを叩いていきます。そしてブリポイントでヒット。
まさか釣れると思っていませんでした。なぜならこの時季は、水温低下のため一時的にベイトがいなくなるからです。魚が戻ってくるにはちと早いかなと思っていました。

だからアタリもショボかったです。小さくモゴつきながら吸い込む感じ。てっきり別の魚だろうと。
一方、引き自体は変わりませんでした。ぶんぶんと首を振り、力強くドラグを滑らせます。一度ネットインに失敗したものの、ここはあきらめの早いブリ君です。小さめのネットでも2度目は成功。

ちなみにリールはシーボーグ300MJでした。新型のジョグレバー式です。
正直、このリールは印象が良くありません。
とにかくスプール回転が遅く、150g程度のジグではスムーズに落ちていかないんです。それに音がウルサイ。低音で気にくわない音とでも言えばいいでしょうか。とにかく扱っててイラつきます。かっこは良くなりましたが、機能的には前の型の方が合ってる感じですね。

潮が緩かったので、その後ネリゴ用のスピニングでしゃくり始めます。しかし、ラインが130mもなく、下巻きのナイロンが出るので途中で止めました。






その後も、いろんな場所を巡ります。
所々で小型のヤズやらネリゴが食いついてくるようになりました。海の中はすっかり春ですね。
そしてこちらは70cm弱。センターバランスのヒラジグラに来ました。スピニングのスプールを勢いよく回し続け、根に向かい何度も一直線に走ってくれました。40~50mと浅かったので、ちょっぴりヒヤつかせてくれたんです。
正直、ブリよりこちらが嬉しいです。だって美味しいんだもん。うちの息子はもうブリには手をつけません。私もカンパチを求めていたので、親子共々嬉しい釣果となりました。





これは久々のハタです。ジグの着底と同時に食ってきました。
水温が上がったら大きなのを釣りたいです。





じつは今回、スローで鬼カサゴを釣るのが目的でした。
過去の実績を振り返るに、そして前回の釣果を重ねるに、この時期は欲を出さず、根魚を相手にスローピッチジャークの練習をしようと思っていたんです。もちろん釣れるのが鬼カサゴなら文句はありません。
ですが、こちらはまったく成果がありませんでした。活性が低かろうと専用のジグを持ち込みロングフォールを繰り返したのに・・
通常、着底と同時に食いつきジャークを邪魔する憎い相手ですが、狙って釣れないとこれまたしゃくに障ります。これを機に鬼カサゴをターゲットに加えます。





ふぅ。
今回は予想外にグッドサイズが釣れて嬉しい誤算となりました。今後、安定して魚が戻ってきてほしいです。





ところでこの日、妙に浮き足立ってる自分に気がつきました。 たかだか2ヶ月ぶりだというのに、何かにせかされるように動いてるんです。 落ち着けと言い聞かせても、体の先走る自分がいます。 何が原因なのかわかりませんが、常に平常心で向き合えるレベルに程遠いことは事実だとわかりました(涙)。
てか、それを楽しんでる自分がいるし。 えっ、意味不明?
春だからかなぁ。












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