マズい姫島パターンⅡ

ささ

2013年06月30日 05:00


釣りとはどうしてこうも難しいのでしょうか。みんなが釣れているときはいいんです。これが渋くなったとき、同じ海からどうやって魚を探し出すか。刻々と変わる状況の中、魚の居場所を割り出せるという力。そのなさを痛感しました。



釣り開始は夜明け直後からです。狙う真鯛が最も釣れやすい時間帯。この絶好の時を前回釣果のあった場所に当てます。ところが一切反応がありません。餌を求めて溜まるはずなのに。

まだ違う場所はあるからと、2kmほど走ります。ちょい深場を探ってみたい。狙う真鯛はシャローを回遊しているのか、未だ深場にいるのか判断がつかないのです。大潮だというのにトロい流れのなか、粘って数回流してみました。しかし、ここも反応がありませんでした。

う~む、どうするか。仕方がない、前回インチクで根魚を釣った場所に行こう。魚種は違うと知っているのに、釣れたというだけで向かってしまいます。これは自信が無い証拠。だから一カ所で粘れません。
ところがここでも反応がない。さっと巻き上げてしまうタイラバと違って、ラインを出して底付近を長くトレースできる利点がインチクの良さです。それでも外道さえ食いついてこない。

さぁ困った。これはもう完全な “マズい姫島パターン” です。どこに行ってもアタリが無く、ポイントを絞ることができません。結果、うろうろするだけで終わってしまう。わかっていながら堂々巡りに陥っていきます。
なぜこんな事になるのか。それは、違うポイントなら食うんじゃないかと思い、つい移動してしまうからです。
仕方が無いんですよ。だってね、アタリがないとき、他がよく見えませんか?他で釣れているかも知れないときにアタリすらないコースを延々と流せますか? ねえ、ねえ、ねえ。



         



・・ふぅ。
少し冷静になりましょう。どうすればこのていたらくを打開できるのか。
私にできていないのは、おそらく、ここのシーズナルパターンを確立できていないことです。例えば、エサとなる小魚の種類から、満ち潮引き潮、大潮小潮でそれぞれ有効な場所があるはず。そんなパターンを確立してこなかったことです。
ここ県北の海は、2009年のフィーバーからずっと釣れ続けてきました。その恩恵に甘えて細かな解析を怠ってきたという事実があります。
まいったなぁ。遠征先は簡単に通えないからと、そのパターンを読み取ってきました。それが地元でできていなかったとは・・。

じつは、そう思うきっかけになったことがあります。この厳しい中にも確信を持って釣っている人はいるんですよ。釣れると分かっているから全く流れない場所で粘り続け、同じ日に70UPを出しています。 う~む、これだったんでしょうね。

とはいえ、何事も一昼一夜にして成らず。地元でも、気を抜くことなく研究しなきゃならないということですなぁ(苦笑)。








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