ベイトがいなけりゃ、フォール祭り

ささ

2014年09月11日 09:10





今年は数年ぶりの冷夏です。雨の多い週末が続きました。
それが9月に入って例年の気候に戻るといいます。夏の終わりと共に青物も入ってきたようで、釣りをしたい気持ちがむくむくと膨らみました。今回はこれがきっかけです。



さて、今回もBBさんとの釣行です。前回は泳がせでヒラメを狙いました。今回は落とし込み仕掛けで青物を狙ってもらいます。ジギングと落とし込み釣り。両者の違いは釣果の差を上手に埋められるでしょうか。

朝の5時半に出航。まず、湾の手前の船団に混じります。釣れているのは何か。
私はセンターバランスのヒラジグラを沈めてフワフワと誘います。すると、スパッとラインブレイク。タチウオでしょうか?2つめのジグを無くしたところで私は中止。落とし込みサビキで誘っているBBさんを見ます。するとロッドティップが繊細にククッと反応。ラインを切った相手は30cm弱のカマスでした。
今は夜が明ける一番いいときです。だけどこの時間をお土産確保に費やします。これが吉と出るか凶と出るか。
カマス釣りに一段落したあと、我々は本命の青物を求め沖へ走り出しました。





                       (イメージ画像)


一つ二つとポイントを変えていきます。しかし、どこにもベイトの塊が見当たりません。小魚がいないと落とし込みの釣りは成立しません。こんなときはジギングが有利です。回遊待ちのしゃくり上げアクションから、底物を狙ったフォールアクションへ切り替えます。すると、「ガツ!」と反応。即座にアワセれば、「ジィ~~~ ジィ~~~」とドラグを鳴らしながら、だらしなく走り続けます。
「ああ、しもうた」
サメです。ときおり首を振っていますが、十中八九サメでしょう。そういえば、去年ここで尾長ザメを釣り上げています。「長くなりますよ」とBBさんに告げ、腰を据えてやりとりを始めようとした矢先、これまたスパッとラインブレイク。切れたのはやはりリーダーからでした。仮に船縁にまで寄せたとしても、デッキには上げられなかったでしょうね。



                       (これもイメージ画像)


サメのいる海域はちょっとやっかいです。それでも同じ場所で釣り続けます。なぜなら、これまで本命ポイントを続けて外してきており、残りの場所が少ないからです。「サメがいるのならエサがいる証拠」などと都合のいい解釈で、人工漁礁群を叩いていきます。落とし込みサビキで探っているBBさんには、根掛かり覚悟で魚礁ブロックをノックするようアドバイスします。ちょっと勝負です。
すると、またもやスローピッチからのわずかなフォールにバイト。サメに食われたくないと急いで巻き上げたのはマハタでした。リリースサイズです。ところが口から袋が出ており、リリースは不可能とわかりました。仕方がありません。キープすることにします。


これを区切りにまた移動。今度は少し浅場に向かいます。今日は上げの釣りではなくフォールだと判断している私は、スローピッチタックルしか使いません。



次はシマアジを掛けました。けして大きいとは言えませんが、これを釣るのは初めてです。なんだか妙に嬉しいです。だってみんな美味しいっていうんだもん。




気がつけば、巻き上げてくるジグにシイラがまとわりついてくるようになりました。ペンペンです。
水深3m程のところでロッドを大きくしゃくり、ジグをゆったりジャークさせます。するといとも簡単にバイトです。その仲間は周りをグルグル回っています。すぐさまサビキ針を水面に巻きあげ誘いを入れるようBBさんに指示しますが、こちらには反応しませんでした。





そのうち魚探に青物らしき反応が映るようになりました。そこでタナを合わせ、ジグをゆったり飛ばしてみるとまたヒット。正体はヤズでした。思いっきりダブルヒットしてます。これ、経験済みの私には特に嬉しいものではありません。けれど、いいブログネタになったと内心ニンマリです(苦笑)。

その後、落とし込みサビキに反応のなかったBBさんにジギングを少し教えます。見よう見まねで行う手元はぎこちないものですが、それでも同サイズのヤズをキャッチ。いきなりすすめられて結果を出せるなんてうらやましいです。私がヤズを手にするまでどんだけかかったか・・。






そうこうしているうち、時刻は14時を回りました。朝の5時半から釣りをしていますので9時間を超しそうです。そろそろ最終ポイント。以前90UPのブリを釣った天然礁です。ここでもスローピッチジャーク。
今日はフォールが合っていると確信している私は、6フィートロッドですがティップを空高く持ち上げロングフォールします。そして来ました。グイグイと引く反応に、大きいけどブリじゃないことは分かります。では何か。「マハタの5キロ??」 期待と想像は勝手なものです。果たして上がってきたのはニベでした。70cm。なんかビミョ~です。1mを超さないとオオニベとは呼ばないらしい。なら中ニベ? いよいよフクザツです。それでもまぁ、そこそこサイズが釣れたんだからよしとしましょう・・ (知らぬ間に贅沢になったもんです)。





ふぅ。
9時間半に及ぶ釣りが終わりました。戻ってきた日差しで肌は真っ赤です。
釣果の方は、ジギングについてはフォールアクションを駆使してなんだかんだ釣れました。一方、落とし込みについてはベイト群を見つけられなかったことが裏目に出ましたね。
ということは、キーは時合いかな?本命ポイントでは、寄り道さえしなかったらブリが出たかもしれません。
ん~ どうでしょうか。 答えは次回です。


















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