嗚呼、生け簀は真っ黒・・

ささ

2014年10月30日 09:15





イカパターン? タコパターン? 今回はそんな状況でした。
前回同様、地元である県北に出ます。10月も中旬を過ぎると、九州でも日の出が遅くなります。随分と楽になりました。




さて、前回タイラバをしたところ、グリーン系に分がありました。したがって今回もグリーンネクタイから始めます。この色はいわゆるイカパターンと言われており、メタルジグでもグリーンゴールドはその代表カラーですね。実際、朝イチでナイスサイズのマダイがヒットしました。しかしこれは惜しくもラインブレイク。oceaの1号でしたが、どこかにささくれでも生じさせていたのかも知れません。重要なのはそのバイトです。「ガツン!」って感じでフックアップし、迷いがありません。これはルアーがマッチしている証拠だと思います。




一方、2尾目のマダイは「ガジガジガジ・・」とかじり続けました。そして、釣り上げた直後にイイダコを吐き出します。このときのカラーはオレンジネクタイにレッドスカートでした。つまり赤系です。タコもまぁ赤系ですからこちらもマッチしていたのかも知れませんが、一気にバイトしなかったところをみると、捕食する対象によって噛みつき方が違うのかも。
この現象は、イカパターンとタコパターンが混在していたと判断できますか? 無理矢理ですが理屈を組み合わせることができると思います。



その後は小さいのばかり。コツ!コツ!と鉛玉に噛みつくようなバイトが続きました。
マダイがイイダコを狙うとき、まず頭をかじって致命傷を与えるケースがあるそうです。だから鉛玉にバイトするのは普通のことなんでしょうね。今後は鉛玉付近にちらし針がセットされるようになるかも知れません。



同船者のBBさんもキャッチです。
釣りを始めたばかりでタイラバも初めて。でも誘うと必ず釣って帰ります。
持つと魚が小さく見える彼は損ですナ。



                         





ここで一息。
この日は大潮だというのに潮が流れません。潮止まりになれば尚更です。思い切って島に上陸し、休憩しました。




さて、お弁当も食べたし後半の部です。
BBさんは相変わらずスローリトリーブ。活性の高いときは早引きで引きつける方が得策だと考えていますが・・
ところがその遅巻きに何かヒットしました。ティップを見ていると、マダイ特有の三段引きではありません。 何だろう・・ 






げ~~~っ!!
コウちゃんです。甲イカ。
ただでさえデッキが墨で汚れるのに、よりによって粘着性の高い墨を吐く甲イカとは・・



それもデカイ! 
とにかくイカ釣りをしない私には特大サイズに見えます。だから危険度も特大サイズ。

「引き抜かないでよ!」
「デッキに落とさないでよ!」
「つつかないでよ!」
「ネットですくうから!」

さぞかしヒステリックだったことでしょう。
ビビリまくる私のそばで、BBさんはケロリとしています。
ネットをつきだし、ボートの外側で締めます。ヨーズリのエア抜きで、あっち刺したり、こっち刺したり。

「締まった?」
「色変わった?」
「まだ動いてる?」
「墨、見える?」

もう大騒動です。騒いでるのは私だけ。
果たして運良くデッキは汚れませんでした。でも案の定、生け簀に入れたらもう真っ黒。
「洗ったら落ちるかなぁ・・」
頭の中はそればかり。釣りどころじゃありませんでした。






ふぅ。
2週間前の活性は、今回鳴りを潜めました。釣れたのは40cm以下でしたから小型の部類です。そういえばハマチのバイトもなかったなぁ。 たまたまなのか、このまま収束していくのかはわかりません。

今後のテーマとしては、色でイカパターンとタコパターンが分かれるのなら、状況によってどういう誘いを入れるのが有効なのかを試したいと思います。
うまくいくでしょうか。











あなたにおススメの記事
関連記事