土曜日に出る予定でしたが、強風を理由に戸惑っていました。すると、日曜日を雨だと伝えていた天気予報が直前で “曇りのち晴れ” に変わります。これをありがたい幸運と捉えた私は、迷わず日曜日に変更しました。
当日の朝は少し波っ気があるものの、風は弱く、波高は1mです。これは狙い通りだと、一気に沖まで走ります。
ポイントに着けば他船は一隻もいません。これも好機です。魚探をのぞけばベイトはまばらですが、独り占めのチャンスですからいち早く始めます。
すると一投目からヒット。なんとフォール中に中層でバイトしてきました。こんなの初めてです。しかし、驚いてクラッチを入れたら途端にラインブレイク。oceaの2号でしたがラインに傷でもあったかな。念のため、3号を巻いているタックルに変えます。すると、これもまたすぐにバイト。今度は底からの巻きあげです。半年ぶりの強い引き。ロッドを存分に曲げながら「これよ、これこれ」などと勘所が蘇る自分にニンマリします。
あがってきたのは、ぶりぶりっとした80UPでした。
去年の今頃、「出れば80UP」の日々が続きました。今年も始まったなぁ・・という気にしてくれます。型にハマったという印象。
そして流し直すたび掛けていきます。今日はヒットが続くんです。いままでこんなことなかった。ポイントを独り占めしているせいでしょうか。まさにボートオーナーの特権。してやったりです。
ところで電動ジギングに使っているロッド。これ、メジャークラフトのロングフォールなんです。本来は専用のジグを高いところから沈めるためのものですが、主流に反して低弾性カーボンを巻いています。そしてスパイラルガイド。この2つに目を付けました。これなら私の電動ジギングに合うと見込んだからです。手にすると重たさを感じるものの、竿の長さに加え、張りのある低弾性がセンターバランスジグの飛ばしとリフトパワーに貢献しています。ぐぅ~~っロッドを曲げながら、粘りの力で寄せる感じ。特異な使い方ですが成功しています。
時合いが終わるまであっという間でした。一本の70UP以外、みな80UPです。こんなに釣れていいんだろうか・・。
その後、スライドジグでマハタのグッドサイズを釣りました。ワンピッチのスライドアクションを底から10m以上も追いかけてきたんです。マハタの遊泳力の強さを実感しました。一番嬉しい魚だったかも。
そのうちアタリが無くなり魚影も消えたので、場所移動です。次もDEEP。
ここは流れが強くありません。したがってスローピッチします。
すると、ゆったりした上げに来ました。当日最大の90UPです。8.7kg。
この日は、まず前アタリがあり、そのまま続けていると本バイトが来るというパターンが多かったです。食わせるためにアクションを変えることは合っていないようでした。
ロッドがスロージャーカー3ozで、リールがジガー1500番。それに140gのジグですからグッドバランスです。 が、しょせんリールは1500番でしかありません。いくらT型パワーハンドルに替えたところで、このクラスをゴリ巻きするのは辛いです。怒らせないように優しく巻き上げる技術があるのなら、まだまだ技量不足ということになりますナ。
これが苦労の証。スプリットリングが伸びてリアフックのアシストラインがずれています。これは自作。上下のフックが離れたところに掛かって、首を振っているうちこんなになった・・ ということかも。
ふぅ・・。
海はいつの間にかすっかり凪ぎました。時刻は昼前です。
潮止まりを過ぎ、粘れば更に魚は増えたかも知れません。 しかし今日はこれで充分です。
足るを知るほど大人じゃありませんが、一日1~2本が本来の自分にとっては夢のような結果です。
「もういい、もういい・・」
そう語る自分にうなずき、好状況の海を後にしました。
とても嬉しかったです。
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