heavy鯛カブラ 淡々と連発

ささ

2015年02月16日 09:10


私のサイクルの中で、毎年2月は釣果の落ちる月です。しかし、前回偶然にもブリが釣れました。根魚の反応も良かったです。「これなら希望が持てる」。水温の落ちる次期ですが、そう言い聞かせて出ることにしました。





さて、今回のテーマは、DEEP一つテンヤと電動インチクです。
DEEP一つテンヤについては、前回の釣りを振り返り、改善した攻め方を試したい。一方の電動インチクについては、状況的に一つテンヤが難しいときのフォローとして根こそぎ掛けていきたい。そうやってしっかり底を狙っていきます。





DEEPポイントに着くと、真っ先に一つテンヤを沈めました。小潮であることも手伝ってスルスルと沈んでいきます。着底後、前回はロッドを大きくあおっていましたが、今回は違います。じんわりと起こしながら、ボートの流れる抵抗によりテンヤが自然と浮き上るようにします。ラインテンションは常に張った状態ですからワームテンヤは安定した姿勢を保っているはず。すると人工漁礁にコツンと当たりました。ここではじめて誘いをかけます。スローに操ると魚礁を乗り越えていくのが分かります。おそらく根魚はブロックの中にいてテンヤを見ているはず。そうやって食いつくのを待ちます。ところが魚礁の頂上を過ぎて沈め直すと、底が取れません。不覚にもラインが足りないんです。これでは釣りになりません。DEEP一つテンヤを中止しました。

ならば電動インチクです。この釣法は、スローリトリーブしながらシェイキングするというものです。まるでラバージグに付けたパドルテールワームのように、タコベイトが上下にくねってスイミングします。このアクションを艶めかしく行えば、小さなメバルから大きなブリまで食いついてくる力を持っています。ある岬沖で知り合ったカヤックフィッシャーが得意とする釣りを参考にしていますが、自分のものにする過程で電動リールとなりました。
しか~し! 今度はエビってしまうんですよ。タコベイトが跳ねすぎてインチク鉛にロックオンしちゃう。これは持ち込んだロッドが固すぎたのが原因のようです。ティップに張りがありすぎるんだなぁ。なのでこれも中止しました。
うぅ~・・



                                                           






これで、今日の戦略は早々に潰えたかたちです。さてどうするか。
最後に手が伸びたのがheavy鯛カブラでした。 もうこれしかありません。
落として巻いて・・ 落として巻いて・・
単純な作業を繰り返します。200gなのでカブラ玉は大型です。そのぶん水の抵抗が大きいので、何で巻くかというと・・




やっぱり電動リールなんです。
ここでも自分の考える釣りが成立するのかを知りたいんですよ。この鯛ラバこそ電動リールに向いた釣りだと思っていますが、モーターの音を聞いてると眠たくなるのが難点ではあります。
その電動リール。基本的にジギング用ですからラインは2号です。通常の軽量カブラでは太すぎる号数も、鉛玉が大きいため沈みや動きに影響が出ません。ボウズ回避には最適な印象です。





そしてHIT。ボコンと浮いてきたのはマハタでした。
潮止まりを過ぎ、動き出すまではアタリが全くありませんでした。久々のノーフィッシュも覚悟していたほどです。それが、風が出はじめた頃から状況が変わりました。





それにしても嬉しい一尾です。
このマハタ。じつはかなり上の方でバイトしてきたんです。底から25mほど。回収モードに切り替えた途端でした。魚達はおそらく浮いていたんでしょうね。バイトしたマハタはグングンと首を振るので、てっきり青物かと思うほどでした。いい引きでした。
しかし、根魚本命のマハタはこれっきりでした。本来縄張り意識の強い魚です。一カ所の魚礁に一尾ということなのかも知れません。





このマハタに続き、潮が動き出した後は淡々と連発。
今度はマダイでした。この魚は深場にいても釣法は変わりません。巻き続けて重みが乗ってからスイープに合わせる感じ。一度、モーター全開の巻きアワセを試しましたが、口を離してしまいました。
とはいえ、深場の魚は迷いがないように感じます。エサだと認識したらフックアップは固いと思わせるんです。これもDEEPが面白い要因の一つですね。





この日はエソの猛攻を受けながら2尾目のマダイにこぎ着けました。相変わらず70cmの壁を越えることはできませんが、これもいい引きでしたよ。




                               




え~。
ボウズ回避にheavy鯛カブラへ替えて、淡々とした連発を得ました。
なんていうのかな。DEEP一つテンヤなど凝った釣り方は確かに面白いものです。それを試したくて海に出るんだけど、全くお役に立てないときがあります。そんなときどうするか。
潮止まりを挟んで3時間。私は見かけない道具を自作して魚に繋げることがでました。厳しい状況の中で、それはとてもありがいものでした。
ボウズを回避するための秘策をポケットに忍ばせておける。
それはありがたいものでした。










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