この日はシルバーウィークの初日です。この連休を利用し、山口で跳ねているコシナガマグロを狙っていました。しかし、波高1.5mと風速7mの強風を重ね合わせると、波は更に高くなるんじゃないか。これでは1時間を超す沖への航路は厳しいだろうと判断。地元の海でお茶を濁すことにしました。帰りに波立つ分にはいいんですけどね。行きからじゃなぁ・・
同船者は深山さん。響灘の魅力的な話を振りまいておきながら、前日に地元への変更・・ 申し訳ないです。
ところで、この日は一つテンヤをメインに考えていました。しかし、狙いの場所で反応がありません。随分とピンスポットで打ったんだけどなぁ。
そこでタイラバへ変更。広く探る作戦に変えました。すると深山さんにヒット。彼は2つのリールを持ち込み、低いギアへ変更して見事に食わせました。
それにしても小さい・・。苦労をかけさせてこれじゃぁ、ガイドの力量にかかわります。すぐさま深場の駆け上がりに場所を変更しました。
で、そのひと流し目にまたもや深山さんにヒット。感触から本命のマダイでしょう。腕の差が出ます(苦笑)。
そして上がってきました。
ところで今日は渋い日です。ブログの写真配置を考えると、水面での写真がどうしてもほしい。貴重な魚であるにもかかわらず、つい注文を付けてしまいます。
「もっと浮かせて!」「写しやすいように横に引いて!」
さぞかし迷惑だったことでしょう。そんな注文にも深山さんは的確に対応してくれました。おかげでメリハリのある記事になりそうです。
キャッチしたのはやはりローギアでした。
一尾目のときに遅巻き(が有効)であることは彼からお聞きしていたんです。しかし、ハイギアで遅く巻くのは苦手です。早巻きにも食うヤツはいるだろ・・と高をくくっていました。イワシパターンとかナントカパターンといって速巻きや遅巻きにアタリが偏ることは知っていましたが、渋い中でこう差が出るのは初めての経験でした。勉強になりました。
え~
次は11年後となる大型連休は、結局、この一日の釣行に留まりました。
この時期、常に狙っているのは山口の響灘です。しかし、長距離を行く航路のため、波高と風速、そしてその向きには神経を使います。過去、予報に裏切られ、夜明けの港で呆然と立ち尽くしたことがありました。
「東風も3日続けばひどくなる」というのは地元漁師の話です。今回は向かわなくて正解だったろうと思います。
しかし、少ないチャンスをいかにモノにできるかも大切なんですよね。
今年はあと何回あるでしょうか。
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