潮が動かなけりゃ

ささ

2015年12月10日 09:10


12月に突入し、釣果の堅い時期になりました。なんだか図に乗ったことを言ってますね。でもこれも開拓の成果です。自信を持って望みます。



その気合いが勇み足なのか、1時間も早く港に着きました。まだ真っ暗です。今年は待ちに待った暖冬ですが、この日は結構冷え込んでいます。薄着で出かけた私はクルマから出ることができません。しかし、そこは決断。今回は暗いうちから出航しました。



そしてはじめのポイントでいきなりヒット。でもバラシです。見事なラインカット。もしや・・





はい。案の定、フォールを入れたらこれです。



ですから多くの針で絡め取ろうとスロージグに変えたのでした。そのジグを手に取ってみるとアシストラインが切れています。だいたいサゴシのくせしてジグを持って行くとはけしからん。



それはともかく、最初のポイントで気づいたことがあります。それは潮がま~ったく動いてないってこと。GPSの画面上でボートがぜんぜん動いてないんです。
その証しか、明るくなったらボラが飛ぶ飛ぶ。凄い群れです(涙)。



潮が動かなけりゃ、釣れる魚もほらこの通り。
回遊する魚がいないとわかれば、根の中にいる魚を引きずり出すしかありません。DEEP一つテンヤで深場を探ります。でもこれっきり。



そこで流れの速いポイントに移動します。ブリがよく出る場所です。ここなら動いてるだろ。
ところが着いてア然。通常、250g~300gが必要になるポイントの潮がトロトロです。数年通っていますがこんなの初めて。これであたり一面、どこに行っても潮は動いていないことがわかりました。今日は厳しくなるなぁ・・ 「釣果の堅い時期」とか言ったの誰だよ。

とはいえ、お土産は欲しいです。仕方がない。ここで勝負することに決めます。救いは瀬の頂上にベイト反応が少~しあること。砂地を回遊する魚探に映らないブリがいると信じて、スローピッチに専念しました。

ロッドは4oz。SPY型ジグをゆっくり抜き上げて、目線の位置で弾きます。フォールを十分にとって、また抜き上げる。目線の位置でパンと弾くことによりジグが横を向いていて欲しい。しつこく、しつこ~く底付近で繰り返します。

すると食いました!!
やはり底べったりでした。



ぐぅぐぅぐぅ・・
ジガー2000番がドラグを滑らせながら巻き上げてきます。あ~、こういうとき電動リールなら楽なのになぁ。
そうやって上がってきたのは80UP。手に取った時は90cmあると思ったけど。








同じ釣法で2尾目。
やりとりをしている私を見てプレジャーが何隻か寄ってきます。しかし、限定された範囲と誘いでなければ、今日は難しいでしょうね。





同じ場所を何度も擦ったので場所移動します。
お土産は一尾でいいので小さい方はリリースしようと思います。ボートをスローで走らせながらエラに海水を通します。いいファイトをして消耗したハマチ君でしたが、何事もなく帰って行きました。



ふぅ。
今回は海域全体に潮が動いていませんでした。こんなことがあるんだなぁと驚いたほどです。でも、スローピッチを選び、狙いを限定させることで結果につなげることができました。使ってない型のジグで釣れたことも嬉しかったです。

今年は暖冬。凪ぐチャンスは多いはず。いつもの潮に戻ってほしいです。





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