ひさびさの山口です。
高速が随分と延びて、前泊することもなくなりました。2時間あれば到着します。
いつものように、出航前に港の漁師に声を掛けます。するとその一人から「遠くまで行かなくても近くでヒラマサは釣れよるぞ」との助言をいただきました。地元用語で「あそこだここだ」というので、ボートのGPSを開き具体的にポイントを教わります。好意にしてくれる漁師ですから話半分ってことはないでしょう。急遽スケジュールを変えて、一番にそこへ向かうことにしました。(これがつまづきのきっかけとはなぁ・・)
漁師の示した場所まで行くと、確かに船団はありました。数隻の船が一定区域を往復しています。「これはいただきかな?」などとニヤけながら辺りを散策します。しかしベイトが映らないんですよね。海図的には突き出した岬のカケアガリになっていますが、天然礁が絡むというわけではありません。満ち潮専門だというので、ぶつかった潮がプランクトンを巻き上げて魚が寄るというパターンなのかも。そのタイミングが来ると信じて1時間は粘りました。でも反応がなく、釣れる雰囲気も漂いません。こうなれば遠方(汐巻)への思いが後ろ髪を引きます。仕方がない、汐巻に向かいましょう。一番いい時間を潰したという思いを抱えながら、1時間かけて北上することにしました。
ところで、この時期は流れ藻を多く見かけます。案の定、注意を怠ると・・
このザマです。
スローに通り過ぎて巻かないようにするのか、高速で突っ切ってはじき飛ばすのか。前者は絡まりやすく、後者は急停止してギアケースに負担をかけそうです。
かわしながら走ろうにも至る所に浮いているので、S字カーブを切り続けるのは大きなロスです。どうしたものかなぁ。
それはともかく、今回は急遽変更したポイントを外したり、流れ藻に逐一止められたりと、リズムが狂います。いつもの戦闘パターンから外れたせいか、あちこち寄り道しながら進みます。おかげで汐巻に着いたのは午前9時を回っていました。もう、まったりし始める時間帯です。こういうときは、MCのローレスポンスロッドでナチュラルにジグを飛ばすのが私のパターンです。でも、眠たくて眠たくて気合いが入りません。釣行パターンを急遽変更し外れたことがこれほど大きいとは。切り替えが重要だとは思うものの、どうしても気持ちが乗らないんです。まいったなぁ・・。
魚探の反応でいえば、所々でベイトは映っています。でも、アタリは全くありません。とうとうこんなものまで出す始末です。
電気の力で巻いたり沈めたり。それでも反応はありません。仕方がない。時間を掛けてやってきた汐巻でしたが離れることにします。港に帰りながら、立ち寄らなかったポイントを確かめようと思います。それは主に天然礁。アラやクエが出てくれたらと期待をかけます。
で、上がってくるのはこんな感じなんですよね。今日は小物デーなのかな。
こんなのとか・・
中にはこんなものが混じります。イサキです。これは嬉しい。よいお土産ができました。
ちなみに背にある縦線の柄は、写真を撮ると黒く写るんですね。目視だと線が良く出てるんだけどなぁ。
てなことで、新年一発目の汐巻でデカマサを釣ろうという身勝手な目標は露と消えました。
んん~ 確かに今回はリズムの狂った釣行でした。
でも、24日から東九州自動車道の北部が開通します。山口県は更に身近になります。出撃回数は増えるんじゃないかな。今後はデカマサに留まらず、アラ・クエが釣れちゃうんじゃないかなぁ・・なんて、
脳天気で 前向きな気持ちで締めくくる週末でした。
(ヤハリ アホデス)
あ、そうそう。こちらは前回作成した自作リリーサーです。実際に試すときが来ました。うれしいな。
ところが、乱暴に扱うと魚だけ水面に落ちてしまうんです。針であるハンガーの細さが原因です。スポスポ抜けちゃうんだ。だから手で添えて魚ごと水面に運ばなければなりません。針先も随分とネムらせました。そうやって50m以上沈めてみましたが、ピクピクとした反応がありません。ちゃんと蘇生したのかなぁ。でも、もう回収の仕様がありません。蘇生したと信じて大きくしゃくりました。魚は見事に外れました。
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