ゴールデンウィーク最終日です。重症と思われた県北の海は、予想に反して健常でした。なのにアジャストできなかった。今回はそんな釣行でした。
早朝5時半に出船。カディ21での釣行は初めてです。深山さんの船。MYボートではないのでランチングする手間がかかりません。一旦係留してトレーラーを場所移動させる手間もかからない。ああ、なんてラクチンなんだ(笑)。
前回目星を付けていたラインを流します。状況は渋く厳しいという認識でしたから、深山さんのヒットには不意を突かれました。
「あれ? 食うやん」
上がってきたのは50UP。引き味を楽しんで食すにはちょうどいいサイズです。これを見て気持ちが軽くなりました。希望が持てそうだもん。
ならばと大きく移動。以前から目星を付けていた場所を試します。私のハンマーでは結果が出せていません。でも、違う船なら何かをリセットできるんじゃないか。
するとまた深山さんにヒット。なんと60UPのマゴチです。でけぇ(笑)。思わず笑いがこぼれ、事前の心配が晴れていくのがわかります。深山さんは続いてマダイをヒットさせました。
しかし、私に未だバイトがありません。せっかくだから違うことをしようと電動インチクを試していました。底付近を横に長く引く戦略です。しかし攻めすぎたのか根掛かって殉職。その後は一つテンヤ、deepテンヤを試しました。でもどこか空回りしている印象です。仕方ない。私も鯛カブラに変更します。深山さんはローギアを使っているのかな?巻きスピードが重要とされるタイラバ釣法です。参考にしたいところ。片や私の手元にあるのは電動リールです。通常、電動リールはローギアであることが多いのですが、私の400Cはハイギア寄りです。ゆっくり巻くことが求められます。ゆっくり・・ゆっくり・・ でも、ぼ~っとしているうちに早巻きになっています。イカンぞイカンぞ。
するとまた深山さんにヒット。今度の引きはちょっと違います。ラインを出されたようですが斜めに入っています。これは浮いてきた証拠。果たしてキャッチしたのは70cm近いグットワンでした。やりましたね!!
その一方で、相変わらず私にバイトがありません。どうも現状にアジャストできていない印象です。
それはリールのギア比ですか?
ポジション取りですか?
それともタイラバのサイズですか?
リールのギア比については、深山さんはローギアでした。対する私は電動リールでしたがハイギア寄りでした。遅く巻き続けることができませんでした。
ポジション取りについては、スターンから流れる船において船首に陣取ったこと。深山さんの後を叩いていたのかな。
タイラバのサイズについては、タングステンを使いヘッドを小さくしたり、ネクタイも短めにしてシルエットを小さくする工夫を深山さんはしていました。私は考えつきもしませんでした。
さて、そんな釣りが終わり、アジャストできなかった自分を振り返ります。
私は単独釣行が多く、競技を経験したことがありません。つまり、限定された状況の中で合わせ込むシビアさが薄いのかもしれません。対する深山さんはバスの大会やテンヤの大会を経験しており、細かな選択や状況判断の知識を持っています。私は自分なりの釣りを続けてきて、これからも続けるのですが、目を背けてきた部分が明るみに出たような気がしました。
うんうん。
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