初釣り(孫針でポツポツ)

ささ

2020年01月14日 09:10




新年の初釣りになります。
この日は年末年始9連休の中日。午前中の強風を避け、正午からの出船となりました。
この時間帯なら、連日の酒も抜けて都合がいいです(笑)。



釣り方は一つテンヤです。
1月に入り、活性の落ちた魚に口を使わせるにはこれが一番!
水温低下の影響を受けた石鯛はもう食ってこないと判断し、ターゲットは寒さに強いハタか小型の真鯛であろうと考え、底中心をトレースします。

それでも現在では、秋に見られた落としてすぐの頻繁なアタリはもうありません。冬のパターンに入ったなぁ・・という印象。



そんな中、ククッと反応。一尾目はなんと回収中に食ってきました。30cm程度の真鯛です。
底でのリフト&フォールを繰り返した結果、反応がないと巻き上げている最中でした。
これにより、巻きテンヤを試してみることに。意外と活性が高いのかも。



しかし、その巻きテンヤへの反応はありませんでした。
その代わり、肝パンのカワハギ君がバイトしてくれます。美味しそうですよね。見事、孫針に掛けてやりました。



次はカサゴ君。底を中心に探った結果です。これも孫針。
先の真鯛が回収に追ってきたとはいえ、棚を上げて探る勇気が出ません。



すると軍曹が遠くに何かを見つけます。



「あれは何?」
私がそう聞くと、輸送艦だろうと軍曹。



撮った写真の拡大がこちら。まるで空母みたいですよね。


あとで調べたら、「LST4003輸送船くにさき」であることがわかりました。「おおうみ型輸送船の3番艦くにさき」なのだと軍曹に教えてもらったんです。
しかし、凄いのと行き会ったものです。遠く離れてたけど(苦笑)。



それはともかく、やはり水温低下が効いている様子。魚に積極性を感じられません。
ならば、操作としては更に底付近に寄せます。テンヤが岩礁にコンタクトするたるたび根がかり回避でいったん棚を上げますが、すぐに底へ戻します。そして必要以上に動かさず底ギリギリの棚をキープしていきました。そうやってレンジを底ベタに集中したのです。




その結果、30cm程度の真鯛がポツポツと食ってくれました。同じく孫針にです。
今日は親針まで届かなそう。



一方の軍曹です。彼にしては珍しくヒットがありません。




釣りをしてる最中の意見交換では、お互いにショートバイトがあることは確認できていました。しかし針掛かりするのは私に偏っていたのです。それもことごとく孫針に掛かっていました。つまり、この差はひとえに孫針の大小にあったと思います。



軍曹は常に大物を狙い、孫針には大きめを選んでいました。ベラなどの雑魚を針掛かりさせないためです。
片や私の孫針は小さめを選んでいました。渋さを予測したショートバイト対策です。チャリコがメインになるだろうと踏んでいたのです。



普段から大物を求める軍曹。それでもこの状況を受け、最後に孫針のサイズを落としました。するとヒットです。



あぁ、やはり孫針に掛かってますね。
ハナから小型を求める彼ではありません。が、大きめの針が不利なら仕方がありません。軍曹にあってはサイズを落として正解だったと思います。



ということで。
今回は孫針のサイズで釣果が分かれたという回でした。こんなことがあるんですね。釣れた魚はすべて小針に掛かるという低調さです。

そして新年一発目の初釣りでした。しかし、ご覧の通り渋い結果となりました。
これを良い方に受け止めれば、一つテンヤだからこそ出せた釣果なのかもしれません。そしてこの釣りの有利さを改めて感じた回でもありました。










ちなみに。
商品として売られている一つテンヤの孫針はことごとく小さいんですよね。これを見た私は、商品としての安全パイを優先して万人受けする(少しでも針掛かりする)ようにとの選択であろうと、どこか高をくくってきました。ですが今回のようなショートバイトに効果をもたらすものなんだなぁと実感したのでした。






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