8月上旬、停滞する秋雨前線の影響により、九州は長雨が続いていました。
毎日毎日雨が降って、釣りをことごとく断念させていたのです。
そんな週末、めずらしく雨が上がり、夕方から凪ぐといいます。これは貴重な機会だと、同じくじれていた軍曹を誘うことにしました。
その軍曹に操船を任せた私は周りをキョロつきます。海は長雨によるニゴニゴ状態でした。特にシャローはひどい。こんな状況で釣れるのかなぁ・・ そう不安になります。なので、流すコースを深場に絞りました。
次に仕掛けです。私はザリガニを使ったテンヤをチョイスしました。が、この日は大潮です。底が取れません。そこで自作のささカブラに替えます。
その第一投目。潮上へキャスティングした後、フォール中にカブラが止ります。「食ってる!」とあわてて大合わせを入れますが空振りしてしまいました。
「なんだぁ・・?」
どうもしっくりきません。以降は真下に落とすことに。確実に底をトレースするためです。
ところが着低後、ロッドを立てても下げてもボトムノックし続けてるんです。
「なんだぁ・・?」
これは二枚潮の影響によりラインがたるんでいるせいかもしれません。
それにしても魚のアタリがまったくないんです。なのに仕掛けを回収してみるとザリが食われている。
「なんだぁ・・?」
そういえば、たるませたPEラインはアタリがとりずらいと言われてたなぁ。
一方の軍曹は、最初からタイラバです。
この濁りの中、底をじっくりトレースしないと厳しいんじゃないの???
そんな矢先、魚探が不意に騒がしくなりました。魚の反応が出だしたのです。
すると間髪入れず軍曹にバイト。そして見事にフックアップさせました。
おっ、この小気味よい引きは真鯛でしょうか?
予想は的中。あざやかな一発です。
それは一瞬の出来事。同時に本日、貴重な一尾かも・・(苦笑)。
いやぁ、ナイスサイズの真鯛です。
持ち帰るならこれくらいが理想ですよね。
それにしてもタイラバに出たか。むぅ・・
このことは、タイラバの直線的なラインの引き方、張り方がアタリを逃さなかったのかもしれません。目の前に落してやれば、ちゃんと追っかけてくる状況にあったのだと。
ならば、本日の二枚潮対策。タイラバの方が適しているのかもしれませんね。
そうとわかれば、私は巻きテンヤならぬ巻きカブラに変更(笑)。いろんなコースを流します。しかしアタリはこれっきり。
魚探にはちらほらとお魚マークが映るものの、このあとはパッタリと反応がなくなってしまったのでした。
ということで。
長雨の後の、ニゴニゴな釣りでした。加えて二枚潮の影響を受けてしまいます。
この問題に対処するため重たい仕掛けに替えたものの、ラインがたるんだ状態ではアタリが取りづらく、うまくヒットに持ち込めませんでした。
一方の軍曹は、タイラバを選んで見事にヒットさせたのです。
これを受け、二枚潮の時、ラインのたるむテンヤ釣法よりも、ラインが張るタイラバ釣法に分があるんだなぁ・・と感じた次第でした。
前回より、本来はザリテンヤに戻して試すことがテーマでしたが、結果につながらず。
少しイレギュラーだったかな?
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