テンヤ天国?? その2

ささ

2021年11月15日 09:10


この日は前回UPの翌日です。シャローでの面白さを経験したその翌日。
今度は釣り馬鹿オヤジの会で出ます。場所は違って40mもある深場です。前日の体験がこの水深で生かせるでしょうか。



さっそく釣りを始めます。前半期待した潮は渋い状況。なかなか反応がありません。そこで少しタダ巻きをしてみます。するとククッと反応。でもバレてしまいました。巻きテンヤはバレやすいと聞きますがその通りですね。



そこで何か変えなきゃと、カーブフォールを試すことにします。この釣りは、テンションフォールによる誘いができてアタリもダイレクト。面白そうですよね!  結果、アコウが釣れました。成功です!!



もちろん工夫もしてますよ。それは潮上へのロングキャストです。水深がある分、着底まで時間がかかりますからね。



一方、難しさも露呈します。それはアワセが効きにくいということ。カーブフォールさせるために、ティップを空に向けて停止させますが、ここでアタリがあった場合、この姿勢から更に煽らなければなりません。そうなれば、どうしてもフッキングに不安が残ります。ならばとドラグを締めたのが悪かった。




直後にグッドフィッシュがヒットします。アワセは決まりましたが魚はギュンギュンと走ります。これにロッドをひん曲げて耐える私。ジギングで幾度となく展開してきた風景です。回りも注目してくれています。ところがプッチン ・・ラインが切れてしまいました。呆然とする私。



「ドラグがキツそうでしたね・・」と深山さんがこぼします。絞りぎみにしたからなぁ。



失意の中、ラインを回収してみれば、リーダーが残っていました。メインラインからは切れていませんでした。皮肉ですがこれ、成功してたんです。というのも、PE1号に対してリーダーを3号としていたから。その心は、根掛かったときにノット部分を失いたくないんです。可能ならテンヤの結び目から切れてほしいと、ラインシステムの先端に進むにつれ弱い仕組みにしていたのです。くしくもそれが成功した形でした。



とはいえ、もう少しドラグを滑らせればよかったのは明白です。ドラグ設定が今後のテーマになりそう。



その後は潮止まりを迎えます。途端にベラなどの外道が混じりはじめます。その反応、ベラとわかっていても相手をしてしまうんですよね~。ツクツクとつつくだけの奴にどうやってフッキングをかますか。



他はカサゴとか。
止まってる潮でも底を丁寧にトレースすれば、何かしらが相手をしてくれます。



ほらね。
このあたりはテンヤならではの力でしょうな。



さて、時刻は正午を回り、潮止まりを過ぎました。ここからヒットが増えはじめます。



それまでの底ベタから少し浮かせて誘いだすと、定番の真鯛が反応してくれるようになりました。前半の小物と違って、やっぱり手ごたえがありますね。
けれども本命は石鯛です。この潮の動き出しは逃がせません。



遠くに見えるホゴ丸さんらも粘ってる様子。



すると小さなアタリがありました。これまで通りにラインを張って、かすかに重さが乗ったところでフッキングを入れます!これに合わせて魚はキュ~~っと走ってくれました。
おろ? この反応は・・



やった! 本命の石鯛が来ました。 昨日からの練習のおかげか。
とはいえサンバソウですけどね。それでも昨日も釣れた私。うまくアワセる感覚が身に着いたのでしょうか。フックアップが上手にできました。
しかし私に来たかぁ・・ そう思っていると



おおっ、何やらナガッサンも掛けてます。なんだなんだ??



更なる注目の中、上がってきたのが同じ石鯛ですよ。それも私よりちと大きい(苦笑)。
なんかえ、俺の石鯛がかすむわえぇ・・



てなことで、とりあえず2尾が出ました。これはいいオチになったかな・・と思いかけたその時、魚探が騒がしくなります。



グン!
間髪入れずに深山さんが掛けました。「青物ですね・・」とは彼。相変わらず冷静です。一方、魚はギュンギュンと走ります。



上がってきたのは予想通りでした。本人はつまらなそうですけどね。これが本当のオチとなりました。



ということで、今回は数釣りの巻きでした。テンヤ釣りの面白みを学んだ前回に続き「テンヤ天国」とタイトルにしたのは、この数釣りを受けてのことです。なんだかんだと4人でデッキに広がるくらい釣れましたからね。

一方、定番であるマダイの数が圧倒したわけではありませんでした。この日は案外渋かったのかもしれません。それでもテンヤは数釣りを実現してくれたのです。それって、釣れない時間帯を他の魚が埋めてくれたからだと思うんですよ。テンヤはそれだけの力を持った釣りであり、これだけの魚をストックできる地元ということなのでしょう。これらをもってテンヤ天国と感じたようなことでした。









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