午後3時。夕まづめを狙った出船です。暗いうちから起き出すのではなく、たまには午後から出るのも悪くありません。
と、この記事は3週間前の三連休のものです。新年の初釣りを終えた2日後のこと。海が時化てネタがないときにとっておいたものです。
ところがですね~ プレジャーが一隻もいないんですよ。
「魚探の反応はいいものの魚が口を使わない」「前日から更に食い渋るようになった」との報告を思い出します。致命的状況なのかな~
しかし、冬の3連休が奇跡の凪。続けて出ておきたかったんです。
さっそく釣りを始めます。ジグは糸通しナマリを叩いただけの自作。狙いは真鯛なので、フォールに特化した作りです。横から見たら逆三角形。こんなのでも充分なんですよ。
果たして最初の漁礁でヒット。
な~んだ、真鯛は釣れるじゃないか!と、巻き上げてみればキビレでありました。
キビレといえども魚は釣れたんだからと、漁礁ポイントを回り始めます。
ところが、アタリがないんですよ・・
では海の中はと魚探を覗けば、反応は上々。これなら食うはず・・ でも食わない。
ならばとテンヤに変えたります。本気で食わせにかかるわけです。付けるのはスーパーで買ったキビナゴ。
それでも、それでも食わないんですよ~ 餌で誘っているというのに。
なんでかな・・ 中層やボトムを丹念に誘い続けるんですが全く反応がないんです。
そのうち魚探に映るはずの魚影もなくなってしまいました。
この展開は・・ 撃沈パターン・・ か。
それでも、それでもなお、続けてまいりましたが、時刻は4時を過ぎました。陽も傾いてきたし、いよいよ潮時となります。つまり撃沈確定。暗くなる前に帰港することにします。
ということで、聞いてた通りの激シブな今回でした。それでも海に出たかったんです。貴重な凪だったからなぁ・・
思い返せば、釣果は二の次だったような気もします。だって冬の三連休が奇跡のベタ凪ですよ。鏡のような海なんだ。そんな海面を、
シャ~~~~ッ!! と水を切りながら滑走したいじゃありませんか。
水平線が溶けて空と繋がる向こう。水切り音しか聞こえない全開走行。なんかもう「釣れなくてもいいや!」って気にさせてくれるんです。ガソリン代を無駄にしたとは思いません。
なぜでしょうね。やっぱ海に出たかったのかな。そう思います。
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