アコウライン その後

ささ

2022年07月11日 09:10



今回は、前回みつけたアコウラインが本物かどうかを試したい。そんな回です。



しかし、前回とは潮の干満が入れ替わっています。そのせいか魚探に反応がありません。だからといってこれでは終われませんから、何かきっかけはないかと辺りを散策します。すると人口漁礁をみつけました。こういうのは得意なんですよ。このことで、連発したアコウラインはこの漁礁が関わっているのかもしれないと考えます。



例えば、やる気のある魚は漁礁の潮上に陣取ります。対して活発でない魚は潮下にいるのではないか。そんな推測を立てさせてくれました。
つまり、潮上からの流れが漁礁にぶつかり、微生物なり何なりを巻き上げて潮下に流します。この微生物らを求めた甲殻類なりタコなりが寄ってきて、ここにアコウが集まっていたのかもと。確かに漁礁の潮下で釣れることってよくあるんですよね。
そこで、この付近を丹念に探索して回りました。



しかし結果は出ませんでした。仕方なく違う場所、前回通り過ぎたシャローに向かうことにします。ちょうど潮どまり前後の「潮やおり」です。



まずはパイロットとして使っているテンヤ6.5号をチョイス。しかし著しくボトムノックを繰り返します。なので号数を下げてみます。手持ちで最軽量なのが5号です。すると途端に具合がよくなりました。ボトムにはたまに当たる程度。外れもいい。これなら続けけられますね。



するとアタリです! フッキングを決めれば相手はギュンギュンと引きます。何だろうと上げるとチヌでした。 シャローだからなぁ・・



その後もバイトは続きます。連続でチヌか? と思いますが結果はカサゴ祭りでした。
それでもアタリの面白さに魅かれて続けていきます。そこにあるのは、浅場ならではの繊細でダイレクトな魅力です。



夢中になってこなしているうち、テンヤの餌が底をつきそうです。無くなれば他を調査できません。けれどここで使い切っても構わない。そう思わせます。それほどの状況なのです。

追って次なるバイトがきました。それは「ツクツク、ぐぅ~~っ」という引き。そこでゆっくりと大きく竿をあおります。するとドラグを響かせ魚は走り出しました!!
おおっ、いいんでないかい??



上げてみるとアコウでした。それも50オーバー。シャローであるせいか、やりとりが面白くて仕方ない。



こうなると己を止められません。夢中で続けます。するとまたバイト。今度はモゾモゾとして明確ではありません。ならば、す~っとラインを張ります。すると独自の重さが乗りました。ここで即座にアワセるとフッキングがキマります。



そして水面に見せた姿。茶色の菱形です。
「やった!ヒラメだ!!」
そう判断してネットインしましたが・・ どうにも違和感があるんです。そこでデッキに広げてみれば・・ 
「左ヒラメ、右カレイ」。




くっそ~ 違ったかぁ・・
それもイシガレイだよ。美味しいマコガレイじゃない。




これで餌を消費してしまいました。
ならばポイントを変えよう。釣り方もを変えよう。今日は面白れーや。
次もまたシャローです



ここで何をするかといえば、浅場に上がってくる魚を狙いたい。タイジグを使ってね。



すると続けてヒット。



それはカサゴとアコウでした。先ほど同様、浅いのでバイトが明確に伝わります。だから即掛け即アワセ。自分向きのスタイルで釣れるとやっぱうれしいな。



ということで。
本来は、見つけたアコウラインが本物かどうかを試す回でした。しかしこのラインでの反応はありませんでした。検証は不十分のままです。

それでも思わぬ副産物を得ました。それはシャローでの面白さを再確認したことです。つまりアタリの取り方。テンヤでもジグでもそれは同じでした。だからもっともっと試したい。

これでまた、海に向かう流れが作れましたよ!





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