ポイント選定を信じる

ささ

2022年11月07日 09:10



遠方に船団が見えます。私はぽつんと一人離れたところにいます。今週も出ました。



前回は出航時に不思議な興奮を覚えました。それは鬱屈したものが発散される瞬間だったと思います。対して今回はそのトキメキを感じません。発散しきれたということかな?



では海の方です。活性は前回に比べてそこまで高くありません。けれど私の流す場所では変わらずアタリが多い。この中からグッドフィッシュを拾っていく戦略です。



そしてやっぱりヒットします。前回と同じ場所を選んだのが効いているのでしょう。



一方の船団は離れた沖を流しています。つまり私だけが違う場所を釣っているということ。不安になりますよね。一人外れたこの判断って何か。 海に出続けて得る感覚か、当てにならない直感か、自分の釣りの流れ(ストーリー)からか。



この一人外れたポイント選定は私独自の判断であり、対する遠方の船団は通じ合って絶好調なのかもしれません。その船団を見て「自分の位置は正しかったのかな・・」とは常に思います。それでも自分の流れ、すなわち自分のストーリーの上に自分の釣りはあるのだと信じて、このまますすめます。



そんな私は偏屈なのでしょうか。近年よく耳にする「現実は相対的でしかない」のでしょうか。仮にそうだとしても、趣味の釣りは競技ではありません。いかに納得し満足するかなのです。だったら一人だけ離れててもいいじゃありませんか。社会の中でではなく、海の上で、なのですから。そんなふうに考えながら釣りをするのです(苦笑)。



てなことで、今回もターゲットの石鯛が釣れました。一度離したザリを追い食いさせるフッキングでした。私の感覚がいま乗ってるんでしょうね。



そんな展開の中で深山さんに会います。沖は芳しくなかったとのことでした。



この後潮が緩み、アタリも緩んでしまいます。



それでもぽつぽつと続きます。釣れるのがカサゴばかりなのは潮が止まった証か。



そんな中での小難しいアタリでも、今の私なら掛けたりますよ!だから未練たらしくてやめられないんだ(苦笑)。



そして潮が動き出したかな・・ってときにヒット。



60UPのマゴチでした。
こんなでけーの初めてです。 刺身が美味しいんでしょう?迷わずキープしました。



ということで。
今回は自分の判断を信じてよかった・・と思う回でした。自分のストーリーの上に自分の釣りはあるとの考えが功を奏したかたちでした。

そりゃ、現実は相対的でしかないのかもしれません。けれど自由に、そして無限に広がるのが心の世界です。その心を以って望むというのなら、誰かの真似をした他人の釣りではなく、自分の釣りが成立するのだと思うのでした。













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