夏は夕まづめ

ささ

2024年08月05日 09:10



今回は夕まづめを狙います。欲を出して午後3時から出ました。一番暑い時間です。
それでも夏は夕まづめです。周りにプレジャーがいないし、終わりの時刻が決まっているのもいい。



とはいえ開始時刻が早すぎたのでしょう、遮るもののない海上では西陽を背にだくだくと汗が出ます。まつ毛に溜まって前が見えにくいほどです。こりゃ暑すぎる。それでもめげずに続けますよ。用意したのは一つテンヤ、ジャーキングマダイ、そしてタイラバの3セットです。



まずは一つテンヤです。底付近を誘っていきますが、とにかく食いが渋い。通常のゴツゴツと食うバイトがありません。代わりに、食ってその場に留まるようなバイトが多かった。根掛かりかと竿を煽ると遅れて反応するようなことなんです。
またバレも多かった。アワセを入れて何度も走ったのに外れてしまう。こんなことを繰り返しました。



そんな苦労の中で、ときに手にすれば口の皮一枚という危うさです。産卵後の低活性は終わったはずなのに。




結果、手にした真鯛は3枚に留まりました。そしてそれ以上の数をバラしています。なんとも悔しい釣りとなりましたが、それでも一つテンヤは面白い。25gを0.6号で沈ませ姿勢をコントロールします。そしてレンジキ-プ、誘いのジャークと食わせのフォール、時には中層から沈ませ狙うこともします。でもここまで。次の釣りに切り替えです。



すなわちジャーキングマダイです。ブンブンとキャストして探っていきたい。




ところが風が強くキャストしたラインが風にふけてしまいます。横にカーブしたラインに沿って沈んでいきますから初回の着低がわかりづらいのです。ジグも海底を這っている印象がありません。これでは真鯛を引き寄せる効果が小さいというもの。やめてしまいました。



次にタイラバです。真下に沈めてピンポイントで探っていきたい。ところが強風にボートが流されるとすぐに斜めリトリーブとなってしまいます。これでは巻き抵抗が大きく釣りづらい。仕方なくこれもやめてしまいました。



どうにも思った展開になりません。ならばと唯一結果を出した一つテンヤに戻ります。時刻は7時を過ぎました。夕まづめを狙う今回の釣り。いよいよ本番です。



そしていつか “コツ” と微かなアタリ。これを見逃すことなくフッキングに持ち込みます。グングンとしたやりとりの中で、「バレるなよバレるなよ・・」と祈ります。果たして上がってきたのは本日最大の50cmでした。誇れはしませんが不思議と大きく見えます。嬉しかった。



ということで、食いの渋い今回の釣りは終わりました。この状況が季節的なものかはわかりません。それでも夏は夕まづめです。思いのほか食いはいいし、暑い一日にあって意外と涼しい。終わりの時刻が決まっているのもいいです。唯一の弱点は残業ができないことかな?。
いいと知ってる夕まづめの釣り。今年はこのパターンをおろそかにしません。








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