(過去ログ) 高速道路でバーストしたら

ささ

2010年01月15日 21:47


高速道路を使って遠征に出る方は、必ず想像するんじゃないでしょうか。
「高速でパンクしたらどうなるんだろう・・」って。

先日、時速110kmでトレーラーのタイヤがバーストしました。
山を抜ける強い風に押されてハンドルを取られたんです。その影響で路側帯を踏み越してしまいました。ダスティーな所にタイヤを落としてしまったんです。
ザラメ状の路側帯を走るダラララッ!という音と共に、すぐに通常車線へ戻ったのですが・・

「コココ・・ ゴゴゴゴ・・・ バララララッ・・・ 」

っていう振動が起きて、すぐにパンクだとわかりました。
スピードは出ていましたが、特にハンドルを取られたり、振られたりする事はありませんでした。
すぐに路肩へ停車し、原因のタイヤを確認すると、ショルダーが破れており、その隙間から白煙が立ち上っていました。タイヤ自体がかなりの熱を持っていました。

さて、どうしたものか。
「なぜこんな目に遭うんだ!」と怒りがこみ上げてくるものの、意外と冷静です。
まずはハザードを灯してスローに走り始めます。
3km先の出口に向かうためです。
タイヤがちぎれ始めたためか、小さな振動が大きな振動へ変わります。破れたトレッドがタイヤハウスを叩いているようです。

そうこうしているうちに料金所まで来ました。
料金精算の関係で、トレーラーを繋げたまま一旦出ます。
そして職員の駐車場に止め、タイヤを外します。
心配したホイールは意外と耐えてくれました。大きな変形は認められません。
この時に気を付けなければならないのが、ジャッキの位置です。
つい外周のフレームに掛けてしまいます。これは失敗の基。
パンクしたタイヤは潰れているので外れますが、修理されてパンパンに膨れたタイヤではハブに押し込めなくなるんです。ジャッキの高さが足りません。
本来は、両輪を結ぶシャフトの下にジャッキを掛けるべきだと思います。一番低いところ。
で、タイヤの入らなくなった私はどうしたか。
とりあえず掛けたジャッキをそのままに、もうひとつを職員に借りてきてシャフトの下に掛けました。
おかげでうまく交換できたものの、ここまで1時間半を要しました。
薄暗い朝の6時にはGSも開いていません。
やっと見つけたスタンドではちぎれたタイヤを外せず、中古タイヤ専門店を探して対処してもらうはめに。
いやはや大変でした。

さて、振り返ると、高速道路でのバーストはそれほど恐ろしくないとわかりました。
しかし、その後の対処が大変です。
トレーラブルオーナーの中に、スペアタイヤを装備されている方はどれ程いらっしゃるでしょう。
パンクしても何とかなるものですが、その程度を抑えるのは、備えですね。
以前スペアタイヤをすすめられたことがありました。「パンクしてから考えればいいや」と高を括っていましたが、その時がきたようです。


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