今度はカブラテンヤ

ささ

2010年10月12日 08:10


まぁ~た自作です。
前回の秘密兵器というのがこれ。カブラテンヤです。
鯛カブラと一つテンヤを足し合わせた形。
カッコ良く言えばハイブリッド・・かな?

じゃぁ、なぜそんな事するのか。
答えは、「とにかく食わせたい」から。
カツカツとかじるだけのバカ真鯛を、意地でも針掛かりさせたいんです。


まずはモックアップの作成です。
得意の紙ねんど。
ある程度丸めて、乾燥したらペーパーでならします。
そしてウレタンにドブ浸けしてツルツルになりました。


その後、来画の耐熱シリコンで型取りです。
綺麗に流し込むには、注ぎ口を頂点に持ってくるのが理想ですね。


型から抜きました。
頭の両側を斜めに削ってあります。
捌く水がこの両面へ交互に当たることで、カブラは左右に揺れるという作りです。
(つまり左の面に水が当たるとその水圧に押されてカブラは右へ尻を振ります。そして出過ぎた右の面に今度は水圧が掛かりカブラを左へ押す・・と)


問題はナマリの収縮です。
穴が空いているでしょう?
高熱のナマリが冷えるとき、収縮は必ず起こります。
これを理由に、「熔けるか固まるかの微妙な温度で流し込むべき」という意見があります。
対して、表面を綺麗に仕上げるには、ある程度高めの温度がいいように思うんです。
なんだか難しいところですね。
(ちなみにこの空いた穴は、ハンダで肉盛りした後削って埋めます)


こうやって本体は完成です。
エビを付けてそのまま使うもよし、ネクタイ+スカートを付けてアピールを高めるもよし、です。
カブラの振動で気づかせ、近寄る魚にエビから放出される体液でスイッチを入れたい。

これはオリジナルです。
いわゆる漁ingにあたるものかも知れませんが、餌を付けた時点で餌釣り仕掛けに属するような気もします。
でも、そんなことはどうでもいいんです。
意地でも食わせてやろうとする仕掛けですからね。

ムキになる。
私はそこが面白いんです。









ちなみに・・
後日、実釣した報告です。
アタリは激増しました。
エビのスイッチを入れる効果は絶大です。
でも、エビだけではアタリが少なかった。
やはりラバー+ネクタイを付けたアピール力も重要でした。
パタパタという振動がいいのかも知れませんね。
いろいろ使い分けてみた結果です。
多くのことがわかりました。


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