久々にルアー工作です。今回はヘビー鯛カブラにチャレンジしました。
私の知る限り、鯛カブラで最も重いのは130gです。これに対し、私が求めているのは200gを越えるもの。つまり、DEEPや流れの速い場所で使うのが目的です。
まずは得意の紙粘土で原型を作ります。いい加減な作りですが、変形の太鼓型。
以前65gのカブタテンヤを作ったときと同じ形です。自ら巻き起こす乱水流に乗って多少振り子のように左右にアクションしてくれればと期待しています。
また、大きさで参考にしたのは70号のナマリ玉です。グラムにして260g。左右を大きく削りますので、完成後、せめて200gを超してくれればと思います。
紙粘土を軽く丸めて1.4mmのステン棒を通し、完全に乾燥したら粗めのやすりで左右を削ります。その後ペーパーで滑らかにしたらコーティング剤にドブ浸けして原型は終了です。
最近は、ワッカーシリコンを使っています。来画より滑らかなので、流し込んだ後の表面の水平が出しやすい気がします。
型から抜きました。
やっぱり・・ 収縮で穴が空いています。
高熱のナマリが冷えるとき、収縮は必ず起こります。これを防ぐため、加熱しすぎないようにしたり、流し込む量を調整して細くゆっくり流し込んだりしています。
それでもなぁ・・。
一方、プロの製品は金型を回転させながら遠心力で奥から確実にナマリを詰めていくそうですね。しかし、シロウトの私にそんなことができるわけもありません。空いた穴はナマリの端切れやハンダで埋め込んで処理します。
仕上げが粗くデコボコですが、まったく気にしません。
さあ、全体を見てみます。抜き出したナマリ玉はいびつな球体でした。
しかし、引っ張られて水の当たる場所や、受け流す場所をチェックした結果、水中で回転しそうにはありません。そこでこの型でGO!とします。
その他、ネクタイを巻き付けるためのベースとして、ステン棒にステンレス針金を巻き付けハンダ付けしました。
仕上げにカブラの表面をペーパーで磨き、塗料が乗りやすいようにザラザラにしてあります。
重さを量ってみましょう。ちょうど200gでした。まぁ、OK。
ただでさえ抵抗の少ない球型です。PE2号で扱えば、流れの速いDEEPで何度も底を取り直すことができるでしょう。
底付近にいて300gのスライドジグに反応しない大物を、これで掛けられたらなと思います。
どうでしょうか。
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その後、これを使った釣果です。
http://sasa.naturum.ne.jp/e2349578.html
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