先週のダイビングを台風17号で潰した翌週。すかさず入れた予約も新たな18号で潰れようとしています。
仕方なく四国は高知県の沖ノ島に誘ってくれた女性にお断りの連絡を入れました。ところが返事は「行けそうですよ」という驚きのものでした。
それも当然で、ネットの気象予報を見れば、当日14日は台風が随分と接近しています。ミニボートで少々の経験を持つ私には、「やめておけ」と別の自分がささやくほど。
それでも繰り返し誘われるうち、「ひょっとして可能なんじゃ・・」という気持ちに変わってきました。なにより地元の海を知るガイドが「普通に潜れる」というんだから。
気がつけばOKを出してる自分がいる。
なんかマズ~い・・
ところが現地について驚き! 海は時化ていません。
船がデカイせいか、あっという間にポイントに着きました。
場所は鵜来島(うぐるじま)と沖ノ島です。
どちらも風裏を選んだため、波風の影響は全くありません。
あらかじめ設置されている係船ブイに係留します。
さぁ、潜行です。
海の中は珊瑚が豊かで魚影の濃いものでした。そして魚の方から姿を見せてくれるんです。
スコーン!と抜けていればどこまで見えるんだろう。
上の写真はカマス。
内蔵のフラッシュなので、光が届いてませんね。
家庭用デジカメじゃなぁ。
次にアオリイカ(ミズイカ)です。
沖でも水面近くを漂うものなんですね。
同じ水位にサスペンドしており、縦に広がることをしませんでした。
そして不意に通り過ぎたカンパチ。
40cm程度の個体で、やはり群れで移動していました。
ネリゴザイズは必ず群れを成すんですよね。
想像以上に移動が速く、捕食するための場所に着いていない限りは、常に移動し続けているように見えました。
これじゃぁ偶然魚探に写っても、再度捕らえるのは不可能に近そうです。
そんなこんなで午前中に2本潜り、昼食のため沖ノ島に上陸しました。
この日は3本の予定。
沖にある島ですから小さな集落かと思いきや、結構な数の家が建ち並んでいます。
ここでは漁業のほかサンゴ漁が盛んで、安定した収入を得ているそうです。
さて午後から。
この日は体験ダイビング組がキャンセルをし、私を含む上級者3名のみです。だからすげー流れの所へ案内してくれるものと期待していました。
ところが常連の2人が何より小物が好きで、「浅場でダラダラと70分ダイブでいい」というものだからそちらに決定。本数は私より多いのに・・
従って3本目は小物撮影会となりました。
(写真のアケボノハゼは水深40m)
これはチンアナゴとボロカサゴです。
動きの鈍いものにはこうやって寄れるので、フラッシュの光が届きます。
比較的ピントも合う。
上はミスジチョウチョウウオ。臆病で、すぐに枝サンゴのなかへ隠れます。
下はタツノオトシゴ。デカくて迫力がありました。
ふぅ。
久々の沖ノ島ダイビング。じつは20年ぶりです。
前回まではショップツアーでしたからレベルはバラバラで、初心者に合わせますからポイント希望は出せませんでした。
だけど今回のようにレベルを揃えれば、ある程度の希望も通ります。
ここ初福はそんな融通の利くお店。
台風の影響で2日間の予定が初日のみとなりましたが、それでも充分満足です。
やはり高知はいいところですね。改めてそう思いました。
来年また来よう。
これはアカウミガメです。
ゆっくり泳げば逃げたりしません。
出会えてラッキーでした。
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