穴埋めのサーフ

ささ

2024年12月02日 09:10



この日、じつはボートで出ようとしていました。いざクルマに乗り込んだところバッテリーが上がっています。他車からケーブルを繋いでもだめでした。他にもつまづく事案が発生するなどケチの続く出発前となったのです。これは「出るな」という虫の知らせだと自分に言い聞かせて、どうしようもならない現状を諦めることにしました。
そんな私はふてくされてYoutubeを見ます。するとサーフフィッシングがありました。

そうだ、サーフをしよう。そう思います。

しかし時刻は9時を回っています。今から向かっても始まるのは10時。チャンスである朝まづめを大きく外しています。
だからと言ってこのまま一日を過ごすのは耐えられません。え~い、これからでも切り替えてしまえ!。そう決断しました。




そんな経緯でサーフに立ちます。真向かう海は風が当たって荒れています。しかしこれはこれでいい。白波の下にヒラメが潜んでいるかもしれませんよね。
ボーボーと吹きつける強風の中を、まずはカッ飛ぶモンスターショットでサーチします。次はワームに替えます。



そのうち水位が上がってきました。中層をトレースできそうです。ならばとミノーに変えます。沖ではボトムノックしません。その後ブレイクを超えた先からノックが始まります。トントントン・・。浅いから仕方ないにしても、こりゃフックが砂をくぐって針先がなまるかもな・・そう危惧します。その矢先、ノックが“カンカンカン!”という振動に変わりました。えらく底をつく地形だと思った直後、「あ、これ魚だわ」。遅れて気がつきます。波打ち際はすぐそこ。アワセも半端に、急いでリールを巻き始めます。



すると波打ち際で白い腹部が見えました。ソゲか?と喜ばせますが、その腹部は何やら細長い。その刹那バレてしまったのです。
「あぁっ!」。
チビでも千載一遇のチャンスでした。なんで針掛かりしないのよ。すぐさま回収してフックを見ると、針先が微妙になまっています。砂底を引きずるトレース。これで針先がなまることってあるんだなぁ。そう実感したのです。



それにしても白く長い腹部・・。まさかエソだったとか?。
貴重なバイトをバラしてしまった悔しさと、手に取れたとして外道だったという落胆が入り交じります。惜しいチャンスだったけど仕方がないか。
その後もサーフをさまよいましたが二度とバイトはありませんでした。



ということで。
ボートの穴埋めとして入れ替えたサーフの釣りでした。そして釣れない回でした。この釣れない原因は遅い時刻から始めたところにあったと思います。はなからサーフと決めていれば朝まづめより始めるところです。それを日が昇った後から差し替えようなんて、釣れるに値する準備ではありません。
今回はちとナメた釣りでした。だけど竿を振らなきゃおさまらなかったんですよね。
じゃーき、こげなるんか。






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