朝の7時半。いま、急いで熊本方面に向かっています。今回のロードスターツーリングは緊急参戦となりました。
その理由は、直前に参加を断っていたからです。というのも、前夜に飲み会があって、酒は残るだろうと予測していました。ところが起きてスッキリ。酒は残っていません。これなら行けるんじゃないか。
これに喜んだ私は急いで連絡を取り、昼食をとるレストランへ先回りすることを伝えます。
伝えられた方は面倒です。数日前に断ったはずの料理をもう一度注文しなくてはなりません。そんなワガママを通してでも参加したい理由。それは、何度も断念せざるを得なかった「冬の温泉」に浸かりたいからです。そう、今回は温泉に行くのです。
じつは、数日前まで大雪でした。行く道に雪が残ってはいないかと、内心ドキドキです。
ところが恐れていた雪はすっかり解けていました。これなら行けるでしょ。
慎重に走りながら、なんとか目的地に着きました。ここは深山山荘。熊本県の黒川温泉地です。九州でも雪深い山奥にあります。
宿泊施設は一棟ごとで、小さな建物がたくさん並んでいます。まるで昭和初期の集落のようです。とても雰囲気のあるところです。
早めに着いた私は周りを散策しながらメンバーの到着を待ちます。
すると程なくしてメンバーが到着しました。今回は7台10名です。
揃ったところでさっそく昼食をとります。
急遽参加だけ告げたのに、現地に着けば私の料理がちゃんと出てきました。とてもありがたいです。迷惑を掛けた上にお世話してもらって恵まれた気持ち。
ランチは「ハーブ鶏の黒酢あんかけ」です。ひとつひとつがとても美味しくて、少ない量なのに十分満足です。
さぁ、飯も食ったし後はどうするか。そこは目当ての温泉でしょう。入浴客の多い露天を避け、屋内風呂を選びます。
果たして狙いは的中。屋内の方は貸し切りでした。
つつ抜けの窓から野鳥が見えます。渡り鳥かな。
この日は日差しが暖かく、澄んだ空気と相まって心地がいいです。何度も挑戦して叶わなかった「冬の温泉」で、特別な時間を過ごせました。願いが叶った。
よく思うのですが、自分では思いつかない行程とそこでの経験がとても新鮮なんです。今回もそう。無理して来て良かった。
さて、深山山荘で現地解散をしたら、皆バラバラに帰って行きます。
私は数名と別府に向かいました。
途中、やまなみハイウエイを抜けますが、今の時期の景観がまた素晴らしい。
枯れ草が
黄金に輝く山肌と、
真っ青な空とのコントラスト。
オープンカーなら空も広く、写真でも撮ろうものならフラついて危ない危ない。
そのうち別府に着きました。
目的は輸入車ショーだったんです。
買えもしないきらびやかな外車を眺めに来たというわけ。
2.000万円を超す外車群のなかで、事務局さんの目当てはアバルト595コンペッツィオーネでした。ロドスタ乗りは目の付け所が違いますね。
一方、端くれの私は、比較的安く感じる300万400万でも目がクラクラします。眩しすぎる世界に現実味を感じられずにいたのでした。
ということで。
これは写真を頼んで「そっちかい!!」と、うっちーにツッ込まれた一枚。
クルマとじゃないでしょう。
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