今回のツーリングテーマは「屋外スポーツ」です。登山とパークゴルフをします。わけても登山が辛そうです。サボれないかと思案してきました。そこに絶好の雨です。登らなくてすむのなら都合がいい。集合場所への道は本降りとなりました。しめしめ。
ところが集合場所に着くと雨は上がっています。一抹の不安がよぎります。
それでも今日の目的地は阿蘇です。九州の内陸部であり山間部です。ならばこの低気圧、絶対に雨でしょう。
なのに阿蘇も上がっていたんです。これはまずいぞ。
雨が上がれば登山です。仙酔峡という山あいの展望所に登るというのです。
会長は「いくぞ！」と檄を飛ばします。そしてどんどんと登っていきます。
これじゃぁ･･ 仕方がない。ついていきます。
湿気ムンムンの中、後を追う私は汗びっしょりです。ここまで苦労したのだから展望所から見る景色はさぞ素晴らしいはず。でなきゃ許せんし。
ところが絶景は雲に覆われていました。眼下に見えるはずのそれは何んにも見えません。
ええ～っ。こげぇ苦労したんに･･。
精も魂も尽き果てました。やっぱ登るんじゃなかったか･･。
疲れ切った私は昼食のチキン南蛮を食べるのがやっとです。タルタルが美味しいそれはわかります。卵が豊かで量もあふれんばかりです。なのに食べるのがやっとだなんて。
そんなありさまだから、午後からのパークゴルフはへとへとでした。メンバーがフルコースを回るなか、私は途中でやめてしまったもん。
登山なんかするんじゃなかった。登山なんかするんじゃなかった。後悔に後悔を重ねるのでした。
・・というのは
真っ赤な嘘で、じつは登山なんてしてません。 疲れるからとサボっていたのです。だから昼食も美味しくいただいています。
ではなぜ嘘の展開をしたのか。それは一日がなんとなく終わってしまったからです。決められた行程をサボったせいか、この日のネタをつかみ損ねました。サボらなければ “きちぃよ～” とか “だりぃよ～” とリアルな体感があったのに。
楽へとサボったツーリング。これだというネタをつかみ損ねました。こういうときのため行程には従っておくべきかもしれません。
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