ROCツーリング336(旅の真骨頂は夕暮れにあり?)

ささ

2018年03月21日 11:33



週間予報は雨でした。週末が迫る度に見透しは二転三転。十分にハラハラさせた後、悪い予報は一転します。長崎への一泊ツーリングは晴天となりました。



阿蘇の山々を通り、不知火の町を抜けると・・   そこは 海だぁ!!



一気に空気が変わります。少し冷えてピンとした海の空気。
そのはず、潟(干潟)には潮が満ちていました。




その潮の香りを浴びて天草の本渡を北上したら、ロードスター7台をフェリーに詰め込んで有明海を渡ります。



そして長崎市に到着。
長かったような短かったような。



ホテルにチェックインしたら市内を観光します。




それはお決まりのグラバー園。



時刻は夕方の5時。建物は夕日に照らされていました。
そして我々もその中にいます。



今日の長崎は最高気温22℃。
暖かさが残る小高い丘で街を見下ろします。



港にはコスタセレーナという豪華客船が停泊していました。
どこから来てどこへ行くんでしょうね。
とても甘い夕暮れです。



日常を過ごしている人達は、おそらく帰る準備に追われていることでしょう。
そんな中で、我々は急ぐこともなくこの時間を楽しんでいます。
もったいないような、申し訳ないような。
なんて贅沢な時間なんだろうと思います。
旅の真骨頂は夕暮れにあるのかも知れませんね。




陽が落ちたらお楽しみの外出です。
中華街を巡り、居酒屋を経由して、思案橋でシメました。




さて、翌日です。
すっきり、酒は残っていませんよ。



二日目の目当ては「西海橋」と「針尾送信所」です。



その西海橋から針尾送信所が見えます。




高さ135mの電波塔が3本 正三角形に並び、昔それぞれに電波線が渡されていました。
「ニイタカヤマノボレ」を直接送信したとして知られていますが、戦艦長門が打電したものを中国大陸などに伝えたものだとも言われています。



せっかくですから中を覗かせていただきましょう。



棟の中は空洞になっており、三方に張られた電波線を天候によって張ったり緩めたりする設備が残っています。
なんだか歴史に触れた気持ちになりました。



・・ということで。
年に一度の一泊ツーリングは奇跡の晴れで終えることができました。
夕暮れの中で贅沢を感じることができたし、時代を感じる電波塔にも触れることができました。とても満足な二日間でした。

さて、これから帰ります。
心が離れていた分、日常へのスムーズな復帰に気を使いそうです。

















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