4月のツーリングは雨となりました。前日に止むはずが霧雨になって続いています。このツーリングで過去二度ほどウエット路面でスピンしている私は、慎重に慎重に走ります(苦笑)。
そして「阿蘇白水温泉“瑠璃”」に到着。今日はここで小さな楽しみが待っています。
それは「チェントミリア上津江」です。全国から集まったクラッシックカーやスーパーカーらがラリーを行うのですが、ここはそのチェックポイントなんです。ここを通過するクルマを見たい。
そのラリーカーを路肩で待っていると、しばらくして「ロータスエラン」がやってきました。我々はイベントスタッフにもらった紙の旗を振って競技 (しっかり走り続けること) を応援します。
次に「オースチンA35」。
イギリスのクルマです。傘下企業となった後も、ブランドとして1987年まで使用されたそうです。現在、中国の南京汽車が商標権を持っているのだとか。
「ポルシェ356C」。
言わずと知れたドイツの自動車。1948年から製造を開始したスポーツカーであり、製品名にポルシェの名を冠した初の車種だそうです。
「ジャガーXK120」。
イギリス。1948年から6年間生産した2シーターです。車名の「XK120」は、公称最高速度が120mph(193km/h)を超えることを意味するのだとか。
「トライアンフTR4」。
イギリスの自動車メーカーでありながら、イタリアのデザイナーによって設計されたのだそうです。1953年から28年間生産された中のひとつ。車名の「TR」とは“Triumph Roadstar”の頭文字だそうです。つまりオープンカー。今日は雨ですけどね。
「トライアンフTR3B」+「ジャガーXK120FHC」。
「シムカ 8 Sports barchetta」。
設立者はイタリア生まれ。1926年にフィアット車の販売権をフランスで得ますが、当時、高い関税をかけられていたそうです。そこで、フランスで最終組立さえ行なえば国産車として無関税となる抜け穴を見つけます。ついては、ほとんど完成に近いフィアット車両を「パーツ」と称して輸入し、パリを中心に販売を始めたという強者。そんな男が興したメーカーです。
「スタンゲリーニ1100sport」。
フィアット社の創業時に販売代理店を開始したという会社で、1946年から本格的なレースカーを作っていたそうです。
「トライアンフTR4」+「アルファロメオ ジュリエッタスパイダーヴェローチェ」。
「ダットサンフェアレディ2000」+「アルファロメオ ジュリエッタスパイダーヴェローチェ」+「MGミジェット」。
「ミニマーコスMK」+「トヨタ2000GT」+「ホンダS800」。
「ロータスエランスプリント」。
「フェラーリ308GTS」+「ロータスヨーロッパ」。
過去のスーパーカーブームを経験している方なら誰しもがご承知。
そしてここがチェックポイント。後半はすぐ近くで見ますよ。
するとやってきました・・
「フィアット124スパイダー」です。
昨今、新型であるマツダロードスターNDのプラットフォームをベースに開発されたアバルト124スパイダーがありますが、その元祖版です。
車高の高さ、タイヤのサイズ、ラリーカーっぽさ。いやぁ、個人的にドンピシャです♡
この日、彼らは計9カ所でこのチェック(スタンプの押印)を受けます。
そのうち「マクラーレン650S」までやってきました。ヒストリックカークラスでエントリーしたランチアストラトスの代車みたいです。どこまでお金持ちなんだろ(呆)。
しかしこのマクラーレン。これが何代目なのか、何億円なのかも、もうわかりません。
めまぐるしいラリーカーに高鳴るような、そして呆れるような思いをしたら、さぁ次です。
腹が減ってはツーリングはできぬ。「あそ望の郷くぎの」で昼食をとります。
ここで前回食べ損ねた「ホルモン煮込み」を注文します。足りないだろうと「大」を選択。おにぎりを付けて600円台だったかな?
これで空腹が満たされたら・・
今回の目的「屋外スポーツ」です。目当ては休暇村南阿蘇でのグランドゴルフ。
ところが、前日からの雨でグリーンはびしょ濡れです。ここでプレーすると靴がグジョグジョになること間違いなし。
そこで場所を変えます。
大きな発電風車が唸っています。うぶやま牧場に来ました。
ここに決めましょう。先客がいるということは、コースはプレー可能だってことですね。
本日行うのは「パークゴルフ」です。丸い枠内にボールを止める「グランドゴルフ」ではなく、大きめのホールに落とす方です。ゴルフに近いタイプ。
ワイワイガヤガヤ、2組に分けて回りました。
果たしてベテランメンバーがホールインワン。
今日が大会なら賞をいただけたところでした。その代わり植樹もナシよ(笑)。
そんな、あやぶまれた「屋外スポーツ」でしたが、雨をくぐり抜け、今回のテーマもなんとか達成できました。
1時間半にわたって汗をかいたら、並んで一日を振り返ります。地元産のヨーグルトを食べながらね。
いい時刻になりました。ここで解散です。
今頃になって晴れてきやがった・・
ところで。
帰りに、先行するNDが本気の片鱗を見せます。1500CCの非力なエンジンを高いアベレージスピードに乗せて飛ばすのです。私はそのスピードに思わず吸い込まれそうになりました。忘れていた恐怖感や緊張感に包まれたのです。
そして一日を終えて心に残ったのは、やはりその経験でした。人生の後半を迎え、ヘマすることなく安全に生きようとしはじめた私に、ハッとする思いを吹き込んでくれたのかもしれません。
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