ROCツーリング357(買うか・買わないか)

ささ

2019年12月16日 09:12



いま、県北に向かっています。今回のコースは県北地域なんです。
なので、その県北から来た私は、一旦県央で集合して、また戻るところなんです。



ただし、来た道とは違いますよ。
景色の良い広域農道です。



今回は先行車が少なく、スイスイと走ることができます。
とっても心地がいい!!



12月の荒涼とした自然の中を、どこまでもどこまでも走り続けました。



そしてたどり着いたのが「富来」というところ。
ここで何をするのか。



それは「年末ジャンボ宝くじ」を買うことなんですね~
いかにも福のありそうな「富来」で宝くじを買って、将来を一変させようという魂胆。



まずはリーダーである会長が手本を見せます。
これに続いてメンバーがそれぞれに買い付けていきました。



そんな夢の買い付けが終わったら次に何をするか。
そこは当選祈願でしょう。



「富来神社」という、ここでも福のありそうな場所で当選を祈願するのです。



ぞろぞろと集まり、それぞれに祈願します。平穏を装っていますが、内心は真剣だと思いますね(笑)。



せっかくですから他にも行きますよ。



次は「とみく開運橋」と「マネーき猫公園」。




港に宝船の形をしたユニークな橋があります。



その近くに「マネーき猫公園」というのがあって、その猫の腹に石を入れると運勢が占えるというのです。



ここで、「誰かに10億円が当たったら、その者がクラブハウスを建てる」という約束が飛び出します。
唐突にクラブハウスを建てると言っても、10億円からすればほんの一部です。
なので、「大吉」に当たるまで、気にすることなく占いを繰り返していました(笑)。



さて、この後はダメ押しとばかりに「文殊仙寺」というお寺へ向かいます。





この「文殊仙寺」は国東半島の中心。山の中にあります。



石の階段を上っていくと・・



寺院はありました。ここでダメ押しの開運祈願をするのです。
そもそもここは学業の神様なのですが、もう「開運」とあればなんでもいい。菩薩様もきっとわかってくれることでしょう。



よくみると、岩壁沿いに寺院が建てられています。「山奥の岩壁に張りつく寺院」といったところでしょうか。
以前テレビで見たそのままの風景です。ここは実家からさほど離れていない場所なのですが、過去一度も参拝したことがありませんでした。正に“灯台下暗し”ですね(本当の意味はちょっと違う)。
それはともかく、一度来てみたいところだったんですよ。
このツーリングのおかげで、また、訪れてみたかった所に来ることができました。



するとどこからか太鼓の音が聞こえてきます。
岩壁沿いの縁側を歩いて行くと・・



中で護摩焚きが行われていました。
絶好のタイミングです。これに遇わせ、私はここ1~2年の思いを祈ったのでした。




ということで。
年末ジャンボ宝くじに賭けた「開運とみくじロードを走る」という今回のツーリングは終わりました。「これで高額当選間違いない!!」とメンバーは鼻息を荒げます(笑)。

一方の私はどうか。
実は宝くじを買えませんでした。
なぜなら、途方もないお金を苦も無く得てしまったら、コツコツと働く大切な気持ちが失せてしまうのではないか。
様々な所からの寄付依頼や金借りに、生活が嫌になってしまうのではないか。
いっそ引っ越して誰も知らない場所で生きていこうにも、自営業なので顧問先を放りだせない。
大切な心を捨てて、働く気もなくなり、どれほど堕ちた生活が待っているのだろう・・。
そんな、当たりもしない10億円を恐れるのです。

買わなきゃ当たらない。でも買っても当たらない。
しかし、もし高額当選してしまったら・・

なんて馬鹿な心配なのだろうと思います。
そんな私なのでした。


そして解散。今回はめずらしく自宅に近いです。これはとても楽なことで、早く帰宅できます。
それを知る会長は、「まっすぐ帰らず、せっかくだから集合場所まで戻ってから帰れよ」と言って私をからかったのでした。














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