12月。今年最後のツーリングです。
前回は、走る前からブログの展開を作り上げた上での参加でした。ところが予測した通りにならず、勝手に期待した展開が空振りに終わった回となりました。
この失敗を受け、今回は一日の予測を立てないノープランで参加します。まさに、流れに身を任せた参加としました。ちと極端な方針転換のような気もしますが、な~んも考えんで参加しようというわけ。
コースは今回も県北方面です。耶馬渓にある「青の洞門」をくぐります。
ここは、むかし遍歴の旅に出ていた和尚さんが、ノミと槌だけで30年かけて掘ったというトンネルです。
当時は崖沿いを渡っていかなければならず、命を落とす者が出る難所だったといいます。
「途中、お金を集めて石工らを雇った」と説明にはありますが、「囚人たちを働かせたんじゃら」と皮肉を言う人たちもいて、歴史の語り継がれに触れる思いです。
その真意はともかく、一行は湯布院→日出生台→院内と走り抜け、目当ての昼食へと向かいます。いつだったかツーリングで利用した「むら上食堂」です。ここはからあげの美味しい店。
楽しみにしていました。
大きめの鶏肉がゴロゴロと乗っていますね。
食べた印象、むね肉なのかな? 多少パサついて感じました。が、下味がいいのか衣の味付けなのか、はたまた揚げ油の鮮度なのか、とても美味しくいただきました。とにかく白米との相性がいい!!
お腹一杯になって眠気に襲われるのかと思いきや、一行は狭い山道に入ります。路肩の落ち葉を巻き上げながら、ロードスターはそのくねくね道を走るのです。これなら眠気も吹っ飛びますね!
そして観光スポットである中津にやってきました。今回はこの街を散策します。
その、まずは中津城。
ここは7年前に大河ドラマ「軍師官兵衛」として取り上げられました。
いろんな展示物を見ながら城を登っていきます。
岡田君が着ていた衣装は・・ さすがにないか(苦笑)。
そしていよいよ天守閣です。
こういうのって、なぜかワクワクします。
男の子だからかな?
天守閣にたどり着きました。そこから見渡す景色。当時の情景に思いを馳せてみました。
こういう一つ一つが思い出なんですよね。
息を切らせて上り下りした中津城を終えると、次は城下町散策です。「寺町」と「福沢諭吉旧居」を行きます。まだまだ歩きますよ!
まずは「寺町」です。古い街並みのあちらこちらに、いろんな宗派の寺が肩を並べて建っています。
するとひときわ目立つ赤い壁に差し掛かりました。ここは「合元寺」です。
黒田官兵衛が中津に入国した際、反対勢力を切り捨てたその血が壁に飛び散った場所。その後何度塗り替えても染み込んだ血がにじみ出てくるので、ついには赤く塗ってしまったと言われるお寺です。妙にドキドキしますよね。
ところが、「本当は赤く塗りたかっただけだろ?」 と軍曹。
みんなで歴史の空気に触れようという時に、まったく。
そうやって皆で笑った次は「福沢諭吉旧居」です。
この福沢諭吉とは皆が知る1万円の人。
19歳までこの旧居で過ごしました。住んでいた諭吉の想像はつかないけれど、こういう古い間取りは好きですね。
というわけで、ここで一日の行程を終えました。この後は駐車場に戻ります。
振り返れば、流れに身を任せて回った一日でした。そのせいか、シュッと終った印象です。
前回の反動により今回はノープランで参加したのですが、全く準備せずに参加するとシュっと終わってしまうのですね。
「何事もほどほどが大切だろうよ」って話かもしれません。参加に際しては、走る広域農道やら観光地について、事前に想像を膨らましておくのがちょうどいいのかな? と思う回でした。
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