ささBLOG

夜明け時刻です。前方には波が列をなして寄せています。瀬があるのでしょう、常に同じところで波立っています。
波間に立つ我を見ると有名youtuberのようです。カッコだけは一丁前になりました。



さて今回はウエーダーを新調しています。30年前、腹まで立ち込んで竿を振っていた私。その頃の気持ちに戻りたいと。



波間にジャブジャブと入っていきます。前方には一列に並ぶ波が見えます。その瀬を超えて流れ込む水には必ず払い出しができるはず。そう思い探しますが見分けがつきません。仕方なく瀬の向こうにキャストします。ウエーディングするのでルアーが届くようになりました。ところが手前でボトムノックしてしまうんですよ。ならばと深い場所を探しはじめます。そのうち底を叩かなくなりました。地形に変化が生じたんだな。潮が払い出していく深場なのかな。



このとき "ココッ" というアタリを感じます。派手にフッキングをくれました。
「なんか来た!!」。




夢中で巻くその先へスイスイと寄ってきたのはなんと小さなヒラメでした。
「あれ、本命が釣れちゃった･･」。
あっけなく釣れてしまった驚きと、そんなものだという思いが巡ります。
鳩が豆鉄砲を食らったよう。



振り返れば、今回においては一定の条件がそろっていました。すなわち、

① しっかりと夜明け時刻だったこと。
② ウエーディングで先まで立ち込めたこと。
③ 潮が払い出していく離岸流だろう場所を通せたこと。
④ ミノーだから一定層を引いて来れたこと。
⑤ そして釣れやすい季節に突入したこと。

これらの条件をそろえられたことが釣果に繋がったと思うのです。逆に言えば、適した条件をそろえることができれば釣果に繋がる（のではないか）と思うのです。



サーフ復帰後13回目のチャレンジでした。ここでやっと本命が釣れたかたち。チビだったけど、それは通い続けた努力が報われた証しでもありました。
うれしかった。