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2025年05月19日

奇跡のツケか(4.29のこと)

奇跡のツケか(4.29のこと)

奇跡のツケか(4.29のこと)
夜明けからほどなく風が吹き始める予報でした。そこでボートをやめサーフに立ちます。
今は4月の終わり。去年の記事を見ると同時期にソゲが釣れています。ならば今年も釣れるんじゃないか。そんな淡い期待でサーフに立ちました。


奇跡のツケか(4.29のこと)
なまけて夜明け時刻を外しましたがどうでしょう。今日は試したいものがあります。それはジグヘッドワームです。サーフ専用らしいから。
迷わず最初から使います。手持ちの14gと21gです。思いのほか飛距離が出ることに驚きました。地元遠浅のサーフでは、14gはゆっくり巻いても底を擦りません。21gであれば早巻きが求められました。


奇跡のツケか(4.29のこと)
そんな確認をしながら定番のポジションで粘ります。でもアタリがありません。仕方がない。左右に動きます。探すのは深くなっている海底のワンドです。今日のようなベタ凪だと見つけづらいけど、着底までのカウントダウンを比べればわかります。
そうやって往復したのに反応がないんですよ。ボートで出てる海はすぐ目の前です。聞けば沖でも釣れていないといいます。こんな海況で、ましてや浅場に魚は来るものか。
「まだ早かったんだなぁ・・。ボウズ濃厚だなぁ・・」。
そんな、半ば諦めとネガティブなブログ構成が頭を巡ります。

すると目の前に潮目が近づいてきました。潮目が近づくのはいいことだと知っています。潮目のラインが波打ち際にぶつかると更にいい。
「こっちに来ぉ~い・・!こっちに来ぉ~い・・!」と念じているうち、手の届くところまで近づいてきました。


奇跡のツケか(4.29のこと)
ここであるYoutubeチャンネルを思い出します。サーフ専門の上級者がバイトを得て「来たぁぁ!」「来たぁぁ!」「手前で来たよ!」と騒いでみせるのです。あんなふうに言ってみたいなぁ・・とつぶやいたその時、ゴゴッ・・!とアタリが来ました。



なんだなんだ。その魚はグングンと首を振ります。ソゲではなさそう。マゴチかシーバスか。楽しむ余裕はありません。夢中でズリあげようとします。
と、ここで某Youtuberさんのセリフを思い出しました。今なら言えるぞ・・ ともう一人の自分が呼びかけます。でも実際には言えませんでした。なんだよ。


奇跡のツケか(4.29のこと)
果たして無言でズリあげます。正体はチヌでした。
この種があったかぁ・・。
空っぽなサーフでの奇跡のようなヒットと、手にした魚体に幸運を感じます。


奇跡のツケか(4.29のこと)
ならば得意の自撮りでしっかりと写真を撮ろう。まずは砂を洗い落とそう。そう思ってフィッシュグリップを握りしめたまま波間に浸けました。その瞬間チヌは意識を戻します。
バシャシャッ!
暴れだしたチヌに握りしめたはずのフィッシュグリップが滑り落ちます。
「ああっ、」。
ジャボン!
「やばっ、やばっ!」。
あわてて魚に手をやりフィッシュグリップをつかもうとしますが叶いません。チヌはフィッシュグリップをセットオンしたまま泳いでいきました。


奇跡のツケか(4.29のこと)
あ・・・」。
さ、魚は死ぬだろうな・・。
てか、俺のフィッシュグリップ持ってくなよ~。


奇跡のツケか(4.29のこと)
そのフィッシュグリップです。もったいなかった。5,000円はしたはず。
とはいえ考え方を変えればこの時期尚早な海況にあってチヌでも釣れたのだから奇跡なのかもしれません。ならばこの奇跡のツケが、反動のアクシデントとなって回ってくるのでは困ります。そうではなくフィッシュグリップ程度のロストですんだのなら安いものです。

逃げたチヌは気の毒でした。そしてフィッシュグリップもったいなかったけど、取り返しの付かないアクシデントと引き換えになったのならよかったんだよ。
ショックを引きずりそうな自分にそう言い聞かせるのでした。


ウワーン



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