2019年10月21日
お帰りなさい!! 30周年Meeting


ついにこの日がやってきました。「マツダロードスター30周年ミーティング」です。広島の三次市で行われました。
10年に一度です。4年前にロードスターを購入した私は初めての経験



ステージでは、歴代の開発主査が紹介されています。
地元大分では「ロードスタージャンボリー」としてのミーティングに何度もおいでいただいた方々です。
途中、この日欠席された初代開発主査である平井さんに、この会場から声をかけるという呼びかけも飛び出して、みんなで心をあわせる時間もありました。

そんなハートフルな進行とともに、ミーティングはどんどんと展開していきます。
こちらは主なクラブ紹介。
我々ROCの会長とジャンボリー実行委員長が前列に陣取ります。一方、南九州ロードスタークラブ会長のゆうるりさんは少し控え気味。もっと前に出ればいいのに(笑)。

そんなこんなで、朝6時半にゲートオープンしたミーティングもあっという間に後半戦です。これからミーティング最大のイベント、オーナーらによるパレードが行われます。


コースはこの会場、三次自動車試験場です。おにぎりの形をした三角形のコースを列をなして走行するのです。
私が駐めたのはその隣の直線コース。したがって、三角形のコースのクルマが全部走り始めたそのあとのスタートです。なので、動き出すまで2時間以上待つことになります(汗)。

そうとは知らない我々は、のんきに写真なんか撮って(苦笑)。

たっぷり2時間以上待たされたのち、やっと動き始めました。
さぁ、いよいよパレードに参加です!!


直線コースからぐるっと回って三角形コースに入ります。コーナーでは名物のバンクがお目見え。ここを走りたかったんですよ!!!
ペースはスロー。だからバンク上で止まったら転げ落ちそうになります。 いやマジで(笑)。

まるでアメリカのオーバルコースみたいですね。
このミーティングにはバンクを走れる魅力があります。なんて特別な経験なんだろうと思います。これに参加したことで、夢のような経験ができました。

そしてパレード終了。順を追って外に出ていきます。
振り返れば今日一日、印象に残る一番のことがありました。それは、マツダの社員一人一人が「おかえりなさい」「行ってらっしゃい」と声をかけてくれるのです。私ではなく、クルマに対して声をかけている。
これを受け、マツダにとってロードスターとは送り出した子供なんだと気づきました。数ある車種の中でも特別なのだろうと思います。

ならば、我々購入者はそれを守り続けるオーナー(育ての親)なのでしょう。
だからマツダの社員はそのオーナーを大切にしています。そのうえで我が子ロードスターに「お帰りなさい」「行ってらっしゃい」と声をかけている。

つまり我々は、マツダからロードスターを託されたのです。私はその思いを受け入れ、大切に維持していこうと思います。
こんなこと、思うか思わないかは勝手です。でも、みな嬉しい気持ちになるのだから不思議なクルマだなぁと思うのです。

"だれもが、しあわせになる"
本当にそうでした。

~~~~~~~~~~ 観光編 ~~~~~~~~~~~~~
さて、ここからは観光編です。
せっかくの広島遠征ですから周辺を見て回りたい。

とはいえこの週末は、迫りくる台風に脅かされました。
開催されるかどうか、行くか行かないかを最後の最後まで迷い、30周年ミーティング実行委員会の決定を待ったのです。
そして開催決定。これに合わせて大会の前後に観光を入れることにしました。

まずは初日。中国地方ならお約束の錦帯橋です。
河川敷にクルマを停めて、印象的なアーチ形状を渡っていきます。

この錦帯橋は、建造当時、度重なる洪水で流されて、これを解決するためにアーチ状に変更したといわれています。

ミーティングを待つ女性陣はもうからウキウキ。
前日の観光でもそれはあふれんばかりです。

ここでは定番の押し寿司を食べて、胃袋に爪痕を残します。

最近お得意の自撮り棒で証拠を残したら、次! です。

次とは「マツダミュージアム」でした。
広島はマツダのお膝元。広大な工場の中に見学施設があって、ここを回ります。




中では歴代の名車を目の当たりにします。
特に787B。いまでもル・マン初優勝のシーンを覚えています。
「さぁ、大変なことになりました」
テレビのLIVE放送が再開されたときの第一声がこれでした。


それはともかく、まずは一日目。お疲れ様です。

そしてミーティングを経た3日目。この日はあいにくの雨です。
長い松の参道を歩く先は・・

出雲大社です。本州を横断して日本海側、島根県に来ました。

大きなしめ縄ですね。
縁結びや開運の神として知られる出雲大社。
私は何を祈ったんだったかな。

午後からは少し南下して石見銀山に来ました。
時間が押していたので世界遺産センターのみを見学。

ここは戦国時代から江戸時代にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山です。歴史上繰り返される戦の資金源として奪い合われました。

中の施設はこんな感じ。




2時間の銀山ツアーには参加できませんでしたので、最近注目の「VR」で疑似体験をします。
当時タガネを使って手で掘っていたんですね。意外と豊かな暮らしをしていたんだそうです。そんな思わぬ知識に触れ、昔ここにあった現実に思いを馳せたのでした。

ということで。
3日間にわたるツーリングは終了しました。
スケジュールが詰まっていたし、1.000kmを超す走行距離も手伝ってか、結構な疲れです。
それでも10年に一度の記念ミーティングに参加することができました。
参加者は「10年後にまた会いましょう」とそれぞれ口にします。そこには、「大きな記念イベントの下でまた顔を合わせよう」という意味の他に、「母なる三次試験場にまた愛車を帰してあげよう」という気持ちが隠れているように思えました。

Posted by ささ at 09:10
│ロードスター
この記事へのコメント
貴重な経験が出来て良かったですね。
ロードスター、当時は何とも思わなかったですが、今でもスタイル的に全く古さを感じない、どころか様になります。フアンが多いのも納得です。
余談ですが、昨日FD3Sを見ました。こちらも今風とも昔も感じさせない独創的なデザイン。この頃のマツダはいいですね。
今、観光は隣国の人が少なくて良かったでしょう。
ロードスター、当時は何とも思わなかったですが、今でもスタイル的に全く古さを感じない、どころか様になります。フアンが多いのも納得です。
余談ですが、昨日FD3Sを見ました。こちらも今風とも昔も感じさせない独創的なデザイン。この頃のマツダはいいですね。
今、観光は隣国の人が少なくて良かったでしょう。
Posted by ホゴ丸 at 2019年10月21日 17:50
ホゴ丸さん
ロードスターが発表されたときは憧れたものの、乗ってる人がことごとくチャラかったので、反発も大きかったです。
それが、巡り巡って自分が乗るようになるとは思いませんでした。
今のマツダはいいですよ。身の丈を自覚してオーナーとの関りを大切にしています。開発も頑張ってる。
でも壊れると、「やっぱマツダ・・」ってなるんですけどね(苦笑)。
ロードスターが発表されたときは憧れたものの、乗ってる人がことごとくチャラかったので、反発も大きかったです。
それが、巡り巡って自分が乗るようになるとは思いませんでした。
今のマツダはいいですよ。身の丈を自覚してオーナーとの関りを大切にしています。開発も頑張ってる。
でも壊れると、「やっぱマツダ・・」ってなるんですけどね(苦笑)。
Posted by ささ at 2019年10月28日 17:37