2022年12月19日
ROCツーリング393(杵築城下町散策)

さあ、今年最後のROCツーリングです。峠道を気持ちよく走り抜けて、美味しいものをたらふく食べて、独自の魅力である観光を楽しみたい。つまり、ROCツーリングの魅力がすべて詰まった回なのす。
まずは峠道です。大分から別府へ向かう道すがら、今年見損ねた紅葉を楽しみたい。とはいえ時期は12月。微かでも残っていればいいけど。
その峠道。一般道を外れればペースは一変。それまでの車列を気にした走りから、路肩の落ち葉を巻き上げる走りに変わります。それは後続の車列がちぎれることなど気にも留めぬよう。
このメリハリ。後方の会長からは、「ペースを下げて」と無線で連絡があるのかもしれません。しかしそんなことお構いなし。先頭車両は意にも解さず駆け抜けるのです。この肝の太さ。33年先頭を担うというのは、これくらいの気構えが必要なのかもしれませんね。

その一方で、車列がちぎれそうな場所をあらかじめ予測もしています。目途をつけていたスペースに車列を止め、ちぎれた後方を待つのです。
なんと周到な準備なんだろう。なんと手慣れた対応力なんだろう。容易いことではありません。
下りて来た沿岸では陽が差し始めました。
ということで、2つ目の楽しみにたどり着きます。
ここはキツキテラス。杵築市にある牡蠣小屋です。並ぶ2軒のうち洒落た方。
開店直後から込むだろうと早入り計画です。おかげで17名を5つのテーブルに着座させてくれました。あぶれることなくみんなで楽しむことができます。
次に食事。牡蠣、海鮮、バラエティーに富んでどれも本当に美味しい。女性陣も満足したことでしょう。中にはノンアルコールビールを注文するメンバーもいて。気持ちはひじょ~~にわかります。

さて、食事が終われば、場所は変わって3つめの楽しみに到着です。
ここでも先頭車両はスイスイと街中を誘導し、無料駐車場に到達させました。
その3つめとは城下町散策。今回のメインテーマです。杵築の城下町をメンバーで巡ろうというもの。

まずは先頭を走ってきた事務局さんが散策コースの説明をします。「軽めの60分コース」「のんびり120分コース」「じっくり200分コース」。この紹介ひとつとっても調べていたんでしょうね。
これを受ける我々メンバーは選ぶこともできず、とりあえずお任せだと事務局さんについていきます。まずは有名な「塩屋の坂」と「酢屋の坂」。
足元の「塩屋の坂」を下りたその先には甘味を提供するお店がずらり。この誘惑を振りほどいて「酢屋の坂」を上ります。

ふぅふぅと息を切らして上っていきます。甘いもの食っときゃよかったかな・・と後悔交じりで。
その上には江戸時代の武士や町人たちの暮らしを感じさせる通りがありました。

見れば着物姿の男女が歩いています。演出じゃありませんよ。本物です。というのも、この町では着物レンタルが可能で、一定の施設が無料になるなど特典もあるそうなんです。なるほど。それにしても景色に溶け込んだ素敵な光景ですね。

その光景に誘われます。通りには甘味を提供するお店がありました。武家屋敷を改装したつくりです。
もう我慢ができません。散歩をやめて甘いものに飛びつこう。
屋敷の持つ風情の中で、私はあんみつを注文んだかな? 心地良い時間を過ごしたのでした。
ということで、今年最後のROCツーリングが終わろうとしています。最後は暖かい日差しを浴びて終えることができそうです。この日もまた、特別な思い出に変わるんでしょうね。

この最終回に合わせ、事務局さんがその役を勇退されることになりました。33年も事務局を続けてこられ、常に車列を先導し、ツーリングの計画から下見から店の予約まで多くの役目を担ってこられました。本日その姿を後方から見ていましたが、一つ一つが円熟した作法だったと思います。これまで大変お世話になりました。
来年からはシン・事務局さんにバトンタッチです。各自いろんなスタイルがあろうと思います。我々メンバーはそのプレゼンテーションを受け、また一年こなしていくことになります。
メンバーの皆さん 一年間ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。
年明け、新年の一発目のテーマはボウリング&ミニツーリングです。






Posted by ささ at 09:10
│ロードスター
この記事へのコメント
こういう団体の事務局を33年間も、、全く頭が下がります。
今でこそ、携帯電話からスマホに変わりメール、ラインと連絡手段が多彩ですが
33年前の携帯電話はあったとしてもショルダーバックみたいなやつですよね
ほんといろんな連絡が大変だったと思います。あと会計とかも、、
11月、杵築に仕事で2週間ばかりいましたが、全く散策できずどこも見てません。
杵築城は遠めに見ました。
今でこそ、携帯電話からスマホに変わりメール、ラインと連絡手段が多彩ですが
33年前の携帯電話はあったとしてもショルダーバックみたいなやつですよね
ほんといろんな連絡が大変だったと思います。あと会計とかも、、
11月、杵築に仕事で2週間ばかりいましたが、全く散策できずどこも見てません。
杵築城は遠めに見ました。
Posted by ホゴ丸 at 2022年12月19日 09:53
ホゴ丸さん
ホント、33年前の連絡・確認方法はどうだったでしょうね。今の便利さを考えると想像がつかないです(笑)。
いま、私なりに思う大変さは、より良い手続きをしても、周りの者にとってはいつの間にか「当たり前」になってしまうところだと思ってます。人の努力に甘えてしまって、とても頑張っている内容が当然の事になって、そのうち疎かに扱われる。なのに事務局としては今まで通りの努力が求められる。
これは人間の資質が問われますね。数か月前に「やってらんねぇよ!」とかんしゃくを起こした私ごときにはとてもムリです(苦笑)。
一方、杵築の城下町散策については、地元の案内人をつけるのもひとつの手ですね。それこそ30年前に一度案内人のお世話になって、密度の濃い観光をしたことがありました。
ホント、33年前の連絡・確認方法はどうだったでしょうね。今の便利さを考えると想像がつかないです(笑)。
いま、私なりに思う大変さは、より良い手続きをしても、周りの者にとってはいつの間にか「当たり前」になってしまうところだと思ってます。人の努力に甘えてしまって、とても頑張っている内容が当然の事になって、そのうち疎かに扱われる。なのに事務局としては今まで通りの努力が求められる。
これは人間の資質が問われますね。数か月前に「やってらんねぇよ!」とかんしゃくを起こした私ごときにはとてもムリです(苦笑)。
一方、杵築の城下町散策については、地元の案内人をつけるのもひとつの手ですね。それこそ30年前に一度案内人のお世話になって、密度の濃い観光をしたことがありました。
Posted by ささ at 2022年12月19日 11:36