ささBLOG

波立つ海を走ります。やりたいことがあるのです。
最近開拓したポイントで、潮が反対に流れるときに釣れるのかを試したい。今回の目的はそんなところです。だけど潮止まりまでの短い釣りとなります。



さて、ポイントに着けば中層にすごい反応。サヨリについた青物だろうと思います。だからって惑わされたりしませんよ。底付近に狙いを絞るのです。万能なタイラバなら結果が出るだろうと高をくくります。



ところがアタリが小さくて針に乗ってこないんですよ。それも1時間に1回程度。これじゃぁ結果につながらないぞ。
この状況を受け、一つテンヤに変えたくなります。はやくしろ！と言わんばかりに心がそわそわするのです。それでも流しの途中で仕掛けを変えたくありません。もう少し先までタイラバを続けなきゃ。アタリの乏しい中、ついつい引っ張ってしまいます。結果、貴重な時間を費やしてしまいました。



このままでは限られた時間が減っていくだけだと、一つテンヤにようやく変えます。潮止まりまで2時間。一尾を出すには充分です。
すると明確なアタリが出始めました。さすがは一つテンヤ。今日は魚が底から離れないのでしょう。上に追ってこない分、底キープで反応が出ています。



それでも「ツクツクツク･･」と微細なものです。餌であるザリの外側だけをつついている印象。反対に流れる潮ってこんなものなのかな。
そんなやり取りの中で、一瞬ですが針掛かりを感知しました。すかさずロッドをあおります。乗った！。これでいいんだな。釣り方を見つけたぞ。



夢中で巻き上げる喜びもつかのま、上がってきたのは雑魚フグでした。これにはがっかりです。ここまで苦労した挙句が外道とは。



それでも狙うべきレンジははっきりしました。さあ、これからだと思った直後、なんと潮が止まってしまうのです。潮止まりまで1時間半もあるというのに。
こうなればもう手遅れです。潮が止まったからにはどうしようもできません。動き出すまで3時間はかかるはず。もっと早くテンヤに変えてればよかった。いたく後悔して肩を落とすのでした。



ということで。
今回は開拓ポイントの、逆に流れる潮で釣れるかを調査しました。なのに潮の止まりが早く、結果を得られませんでした。最近好調なタイラバに後ろ髪をひかれ、テンヤへの切り替えが遅れたからです。早く切り替えろと心がせかしていたのに。
逆潮の釣果を確認できなかったことに併せ、決断の遅さを悔やむ今回でした。